米GitHubは、公式ブログにおける7月30日(現地時間)付の投稿において、7月29日(現地時間)にリリースされたオープンソースの分散型バージョン管理システム「Git 2.46」のおもな新機能について紹介している。
Git 2.46では、擬似マージ到達可能性ビットマップと呼ばれる新たなビットマップの実験的なサポートが導入された。擬似マージビットマップは、個々のコミットのビットマップを保存するのではなく、複数のコミットから到達可能なオブジェクトのセットを保存する。
擬似マージビットマップには、大規模なリポジトリで疑似マージを選択および整理する方法を決定するための、新たな構成オプションも多数用意されている。
そのほかGit 2.46では、git configコマンドに新たなUIが提供され、多くの機能がトップレベルのコマンドにおいてサブコマンドとしてグループ化されたことで、使い勝手が向上したほか、認証情報ヘルパプロトコルへのauthtypeとcredentialの追加、既存のリポジトリをreftableバックエンドを使用するよう変換できるgit refs migrate --ref-format=reftableコマンドの追加、すべてのアドバイスメッセージを無効化する新たなトップレベルオプション--no-adviceの追加といった、数多くの機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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