ギブリーは、「Microsoft Copilot Studio」と「Azure AI Studio」を活用した、企業に対する独自生成AI環境構築支援の提供を、9月4日に開始した。
同社は2023年8月に、日本マイクロソフトとの連携を開始しており、2024年1月からは生成AIの社会実装を目指す「Givery AI Lab」を設立して、これまで複数領域で生成AI技術を導入したサービスを展開してきた豊富なAI開発実績とAI人材プールを活かして、製造業や金融業などの顧客に「Azure OpenAI Service」を活用したAI開発プロジェクト支援を行っている。
今回、提供が開始された独自生成AI環境構築支援サービスでは、同社のノウハウや技術力を生かしつつ、顧客の特定の業務フローにおける課題に対してAIソリューションを企画する。「Microsoft Copilot Studio」と「Azure AI Studio」によって要件に適したカスタムAIモデルを構築・改善することで、開発コストを抑えた迅速なPoCや実用的な生成AIの実装を行う。
具体的には、顧客が「Microsoft Copilot Studio」と「Azure AI Studio」を活用した独自生成AI環境構築への着手を可能にすべく、導入時の環境構築やオンボーディング、ハンズオンを通してプロジェクトの初期段階をサポートする。
続けて、特定の業務フローにおける課題解決に最適なAIソリューションを企画して、「Microsoft Copilot Studio」と「Azure AI Studio」を活用してAIモデルを構築し、開発コストを抑えつつ効率的にPoCやプロトタイプ開発を行う。また、顧客の業務システムや独自データとの連携といった、実用化に向けた実装を実施する。
さらに、本格的な生成AI環境の運用や導入効果の最大化に向けて、内製のAI運用組織の立ち上げや生成AIエンジニアの育成、Copilot活用研修といった生成AI利用者のリテラシ・スキルアップ研修の支援を行う。あわせて、「Microsoft Copilot Studio」と「Azure AI Studio」のモニタリング機能や評価機能を活用して、構築した生成AI環境の安定的な運用やパフォーマンス改善をサポートする。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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