米Oktaは、開発者が必要とするスケーラビリティ、セキュリティ、カスタマイズ性をさらに高めるべく、「Okta Customer Identity Cloud(powered by Auth0)」の無料プラン拡充と、有料プランの機能強化を9月25日に発表した。
今回発表された無料プランの拡充では、より強力な認証機能が開発者に提供され、パスワードレス認証を含むOkta Customer Identity Cloud(powered by Auth0)の高度な機能がアプリケーション開発で実装できるようになっている。
あわせて、最大月間アクティブユーザー数を25000ユーザーまで拡大し、ソーシャルログインプロバイダによる認証をサポートするSocial Connectionsの上限が撤廃され、Okta Workforce Identity CloudをIdPとして利用可能なOkta Connectionsが上限なしで利用できるようになった。
さらに、異なる組織ユーザーごとの認証フローをカスタマイズ可能なAuth0 Organizationsの上限5個までの提供、ユーザー登録やパスワード変更といったタイミングで独自のロジックを実行できるAuth0 Actionsと、さまざまなフォームを表示可能なAuth0 Formsの上限5個までの提供、EメールやSMSでOTPによるパスワードレス認証機能の有効化、Oktaが管理するドメイン名を顧客が管理するカスタムドメイン名に置き換えることで、シームレスなブランド体験を実現するCustom Domainsのサポートが行われる。
一方、すべての有料プランでは、MFA機能(Pro MFAやEnterprise MFA)を提供することによって、AIベースの攻撃に対抗できるセキュリティの導入を支援する。
具体的には、B2Cプランにおいて最大10個設定のAuth0 Organizations、B2Bプランで無制限のAuth0 Organizationsが利用可能になり、B2CとB2BのEssentialsプランではPro MFA、B2CとB2BのProプランではEnterprise MFAが提供される。また、B2B Proプランに5個のEnterprise Connectionsが含まれるほか、アドオンで最大15個まで追加できる。さらに、B2BとB2CのEssentialプランにおけるCustom Signup/Loginの提供といった、機能強化が行われる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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