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JavaScript/TypeScriptランタイム「Bun」のバージョン1.1.30が登場、Lightning CSSパーサーを取り込み

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 米Ovenは、JavaScriptCoreエンジン使用し、Zig言語で記述したJavaScript/TypeScriptランタイム「Bun」の最新版「バージョン1.1.30」を10月8日(現地時間)に公開した。BunはMITライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェア。

 新版では、オープンソースの「Lightning CSS」パーサーを取り込んだ。Lightning CSSはRust言語で記述してあるが、これをZig言語で書き直して、BunのCSSパーサーとして実験的に採用した。使用するにはビルド時に「--experimental-css」フラグを付ける必要がある。

 新しいCSSパーサーは、複数のCSSファイルを1つにまとめて(バンドリング)、通信データ量の節約を可能にするほか、JavaScriptのコード内で参照しているCSSをすべて検出して、1つのCSSファイルにまとめる機能も持つ。Ovenは、新しいCSSパーサーについて、まだ実験的なものであり、ベンチマークテストを使った検証はしていないとしながらも、その性能を「使ってみれば満足する」と表現している。

 また、JavaScriptやTypeScriptのファイルを事前にコンパイルしてバイトコードに変換しておくことが可能になった。プログラムを事前にバイトコードに変換しておくことで、起動速度がおよそ2倍に高速化するとしている。

 そして、Node.jsとの互換性も改善した。暗号化ライブラリにGoogleが開発した「BoringSSL」を導入し、「crypto.privateEncrypt()」メソッドや、「crypto.publicDecrypt()」メソッドの処理性能を30倍以上に高めたとしている。ほかにも新機能が加わっており、不具合も修正している。

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https://codezine.jp/article/detail/20360 2024/10/18 19:00

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