インフォディオは、自社独自のAI-OCRエンジンと生成AIモデルを搭載したマルチドキュメントAIプラットフォーム「brox-AI(ブロックス・エーアイ)」の提供を、12月19日に開始する。
「brox-AI」は、AI-OCRエンジンと生成AIモデルの搭載によって、さまざまなドキュメントのAI処理を容易にするプラットフォーム。大量のドキュメント(撮影・スキャン画像を含む)からの高精度なデータ抽出を可能にすることで、書類チェック、レポート作成、要約作成、RAG(検索拡張生成)を実現し、書類に関わるさまざまな業務工数を大幅に削減する。
日本語に特化した高性能・軽量なLLMを搭載するほか、マルチモーダルなChatGPT-4o(GPT-4o)などへのLLMの切り替えにも対応している。
オンプレミスや専用クラウドといった閉域ネットワーク内で運用できるので、セキュリティ面でも安心して利用可能で、トークン課金でなくサーバ課金なので生成AIのトークン利用量を気にすることなく使える。また、PDFや紙文書はもちろん、手書きの文書や図面を含んだ文書の高精度な処理にも対応し、ユーザー・グループでのアクセス権限設定が可能なため、複数部署でのさまざまな文書に対してセキュアに生成AI処理を実行できる。
おもな利用シーンとしては、AI-OCRによって電子化された大量の契約書に対する、生成AIを用いた重要条項の抽出や比較分析、求職者の履歴書や職務経歴書のAI処理による、候補者の要約や適性分析の自動生成、顧客から提出された財務諸表や事業計画書のAI分析による、リスク評価や審査レポートの作成支援などが想定されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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