英Stability AIは、画像生成AIモデル「Stable Diffusion」の最新版となる、「バージョン3.5」を公開した。パラメーター数は増やさず、プロンプトを理解する力と、生成する画像の画質を高めた。
Stable Diffusion 3.5では、「Stable Diffusion 3.5 Large」「Stable Diffusion 3.5 Large」「Stable Diffusion 3.5 Medium」の3種類のモデルを公開する。Stable Diffusion 3.5 Largeは、80億パラメーターのモデルで、最も高品質な画像を生成する。Stable Diffusion 3.5 Largeも、80億パラメーターのモデルで、Stable Diffusion 3.5 Largeと同等の品質の画像をより短時間で生成する。どちらも、Hugging Faceで公開済みだ。
そして、Stable Diffusion 3.5 Mediumは、消費者向けの機器で動作させることを想定したもので、パラメーター数は25億に絞っている。このモデルに限っては公開時期が10月29日となっている。
Stable Diffusion 3.5はHugging Faceで試用できるほか、米Replicate、米Comfy Org、米Deep Infraが、実際に稼働する環境をクラウドサービスとして有料で提供している。また、Stability AIが公開しているAPIを通して利用することも可能だ。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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