米Wasmerは、WebAssemblyランタイムWasmerの最新バージョンとなる「Wasmer 5.0」を、10月30日(現地時間)にリリースした。
Wasmer 5.0では、ユーザーからの要望に応えて、V8、Wasmi、WAMRといったバックエンドが実験的にサポートされている。これらの統合は、Wasm -C-APIによって実現されており、Wasm -C-API仕様をサポートするあらゆるインタプリタまたはランタイムの、Wasmerへの統合が容易になった。
あわせて、Wasmer 5.0におけるWAMR、Wasmi、V8の機能を活用することで、コードベースを変更することなく、iOS上でのWebAssemblyのシームレスな実行が可能になっている。
さらに、コードベースのスリム化を目的としたEmscriptenのサポート中止、モジュールをデシリアライズする際のパフォーマンスの最大50%高速化、CraneliftとLLVMの最新バージョンへのアップグレードなどが行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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