ChatGPTを使うことを選んだ理由とは？ecloreがChatGPTユーザーの実態調査を実施

　ecloreは、同社の運営するSEO支援実績4300社を誇る「ランクエスト」が、ChatGPTユーザー150名を対象に実施した、利用動機や満足度、Geminiとの比較に関するアンケート調査の結果を、11月25日に発表した。同調査は、11月21日に行われている。

　調査対象者に、ChatGPTを使うことを選んだ理由を尋ねたところ（複数回答）、「日常業務の効率化に役立つから」（55.3％）がもっとも多く、「高品質なコンテンツ生成が可能だから」（48％）、「質問応答やリサーチが簡単だから」（35.3％）がそれに続いた。一方で、「他の生成AIツールよりも使いやすいと感じたから」（21.3％）や「コスト（パフォーマンス）がよいと感じたから」（4％）といった回答は、比較的少数となっている。

　ChatGPTの、どのバージョンを使用しているかを尋ねた質問では、「無料プラン」（46.7％）が最多となり、「ChatGPT Plus」（26.7％）、「ChatGPT Enterprise」（18.7％）がそれに続いた。一方で、「ChatGPT Team」は5.3％、「現在の利用プランが不明」は2.7％に留まっている。

　ChatGPTの便利だと感じる機能としては（複数回答）、「コンテンツ生成（文章やアイデアの作成）」（67.3％）がもっとも多く、「質問応答や調査のサポート」（46.7％）、「プログラミングやコードの生成」（29.3％）がそれに続き、「日常会話やカジュアルな情報交換」は16.7％に留まった。

　ChatGPTの利用状況について尋ねたところ、「ChatGPTとその他の生成AIツールを併用しており、メインはChatGPTを利用している」（50％）が最多となり、以下「ChatGPTのみを利用している」（36.7％）、「ChatGPTとその他の生成AIツールを併用しており、メインは他の生成AIツールを利用している」（13.3％）が続いている。

　他の生成AIツールではなく、おもにChatGPTを利用する理由を尋ねた質問（複数回答）では、「ChatGPTのほうが生成されるコンテンツの精度が高い」（50％）がもっとも多く、「ChatGPTのほうが応答が迅速である」（47.3％）、「ChatGPTのUI/UXが使いやすい」（24.7％）がそれに続き、「無料または有料プランのコストパフォーマンスがよい」は23.3％、「ChatGPTには他にはない特定の機能がある」は2.7％に留まった。

　Geminiと比較して、ChatGPTに改善が必要だと感じる点としては（複数回答）、「業界固有の専門知識の精度向上」（48％）が最多となり、以下「応答スピードの向上」（34.7％）、「Geminiに比べて不足している機能の追加」（32％）が続いている。一方、「インターフェースの直感性向上」（21.3％）、「コストの見直し」（10.7％）、「多言語対応の強化」（5.3％）は比較的少数だった。

　ChatGPTの全体的な満足度を尋ねたところ、「満足している」（49.3％）がもっとも多く、以下「とても満足している」（26.7％）、「やや満足している」（20.7％）が続いている。「不満を感じている」は3.3％で、「非常に不満を感じている」という回答はなかった。