米Pulumiは、同社の提供しているプログラミング言語でインフラストラクチャを作成できるIaCツール「Pulumi」とAWS CDKコンストラクトを統合する、TypeScript用pulumi-cdkライブラリのバージョン1.0を、12月2日(現地時間)にリリースした。
pulumi-cdkライブラリは、AWSのサービスチームとAWS CDKコミュニティによって構築された、数多くの高レベルライブラリ(コンストラクト)へのアクセスを提供する。一方で、ライブラリのプレビュー バージョンにはいくつかの制限があり、一部のコンストラクトが使えなかったため、既存のCDKスタックへの移行が複雑になっていた。
今回リリースされたバージョン1.0では、すべてのCDK機能との互換性が大幅に向上し、ユーザーが作成したコンストラクトやAWSのコンストラクトハブにある1600を超えるコンストラクトを、Pulumiを使ってデプロイできるようになっている。
さらに、既存のAWS CDKユーザーによるCloudFormationからPulumiへの移行がさらに容易になり、さらに迅速なデプロイメント、Pulumiの広範なプロバイダエコシステムとの統合、Pulumiのクラウドエンジニアリングプラットフォームにおけるすべての機能(Policy as Code、監査ログ、ドリフト検出、シークレットなど)の利用が可能になった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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