メシウスは、Webシステムに帳票機能を組み込むための、帳票開発用JavaScriptライブラリ「ActiveReportsJS V5.1J」を、12月18日にリリースする。1年定額制のサブスクリプション方式で、税込のライセンス価格は、1開発ライセンスが220000円、1配布ライセンスが660000円。
ActiveReportsJS V5.1Jは、フロントエンドフレームワークである最新のSvelte 5をサポートするとともに、Reactベースのメタフレームワークの最新バージョンであるNext.js 15をサポートした。
新機能として、レポートに適した表示コントロールを提案する「データ分析機能」が追加され、選択したデータセット項目のデータ型を分析して、TableやTablixといった表形式に加えて、散布図、折れ線グラフ、エリアチャート、バブルチャート、縦棒グラフ、積層縦棒グラフといったチャートコントロールを提案表示する。これらをデザイナ上に直接配置することで、効率的に帳票をデザインできる。
あわせて、新機能として会社のロゴや住所、発行日、定型文といったコントロールやデータソースをあらかじめレポートデザインとして作成し、共通化することが可能な「マスターレポート」も搭載された。同機能によって、レポート共通で使用するレイアウトを都度作成する必要がなくなり、個別に追加が必要なデータソースや帳票レイアウトの作成に専念でき、効率的な帳票開発が実現する。さらに、共通項目が変更になった場合でも、マスターレポートを変更すれば参照するすべての帳票に適用される。
ActiveReportsJSは、見積書や納品書などの帳票開発に必要な機能を搭載した、開発者向けのJavaScriptライブラリ。帳票エンジンはクライアントサイド(Webブラウザ上)で動作するので、サーバサイドの技術に依存せず、WindowsやLinux、iOSのいずれの環境でも使える。帳票文化が根強い日本で求められる、行間・文字ピッチの指定、均等割付、縦書き、禁則処理、長体での表示といった細かな調整にも対応している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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