HashiCorpの共同創業者であるミッチェル・ハシモト氏が個人開発したターミナルエミュレーター「Ghostty 1.0」が、正式リリースされた。
Ghosttyは、速度、機能、ネイティブの点で特徴的なターミナルエミュレーター。ハシモト氏は、既存の多くのターミナルエミュレーターは同時にこの3つをカバーできるものがないという課題から、Ghosttyの開発に取り組んだという。
速度に関しては、起動時間やスクロール速度、I/Oスループットなどのスピードを高速化することを目指している。
機能に関しては、ターミナル機能とアプリケーション機能の2つのカテゴリにおいて豊富な機能を提供する。例えば、 ターミナル機能ではKittyグラフィック プロトコル、ライト・ダークモード通知、ハイパーリンクなどをサポートする。
またGhosttyはmacOS および Linuxのネイティブ アプリケーションであり、デスクトップ環境でアプリケーションの見た目、操作性、動作を実現するように設計されている。
さらに、クロスプラットフォームライブラリ「libghostty」がアーキテクチャのコアになっている。このアーキテクチャにより、ターミナルエミュレーションとGUIを明確に分離することで、Ghosttyのネイティブ性が追求されている。またlibghosttyは、将来的にスタンドアロンライブラリとしてリリースされることを目指している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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