Delphi for PHP - はじめの1歩「実行」
プログラムを実行する
これで最初のプログラムは完成です。実行ボタンを押してアプリケーションを実行してみましょう。
ボタンを押すと、「ボタンがクリックされました」とメッセージが表示されます。
デバッグ機能を使う
めでたくメッセージが表示されればいいのですが、もしうまく動かない場合、迷宮に迷い込んでしまうかもしれません。というのは、PHPは動的言語であるため、あらかじめコンパイルエラーなどで、プログラミングミスを発見できないからです。Delphi for PHPの場合、コード入力支援機能などを使って、極力タイプミスをなくすことはできますが、万全ではないでしょう。その場合、デバッガの出番です。
Delphi for PHPでは、実行メニューに[Run]と[Run Without Debugging]の2つがあります。[Run]を選択したときには、IDE内のデバッガを利用して、コードのトレースが可能になります。
例えば、作成したButton1Clickにブレークポイントを設定するには、コードエディタで、停止させたいコード行の左マージンをクリックします。
これで、ボタンをクリックするとプログラムが停止しますので、変数を調べたり、1行ずつステップ実行するなどの操作ができます。
はじめの1歩のまとめ
ご覧いただいたようにDelphi for PHPは、非常に直感的な操作でWebアプリケーションを開発できます。記述するPHPのコードは最小限ですが、PHPが初めてという方は、PHP言語についても簡単に学習しておいた方がいいでしょう。しかし、Delphi for PHPなら、簡単にトライ&エラーを実践できますから、学習も楽しくなること請け合いです!
次回はもう少し複雑なアプリケーションの作成にトライしてみましょう。