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マイクロソフト、コンパイラとツールの移植でTypeScriptを10倍の処理速度へ

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 マイクロソフトは、TypeScriptのコンパイラとツールをGo言語へネイティブ移植することで、高速なパフォーマンスを目指すプロジェクトが進行中であると発表した。

 このネイティブ実装により、エディターの起動が大幅に改善され、多くのビルド時間が10 分の1に短縮、メモリ使用量も大幅に削減される予定だという。

 2025年半ばまでに、コマンドラインでのタイプチェックが可能なtscのネイティブ実装をプレビューできるようになる見込み。年末までに、プロジェクトビルドと言語サービスのための機能を完備したソリューションが提供される予定だ。

 同社はブログポスト内で、GitHubの主要なコードベース上でtscを実行した際の所要時間を比較し、TypeORMでは13.5倍の高速化を実現することを示している。

 また、Visual Studio Codeのコードベースをベンチマークとすると、約9.6秒かかるプロジェクトのロード時間を、約1.2秒に短縮することが可能だという。

 現在TypeScriptのバージョンは5.8で、まもなく5.9がリリース予定。6.0以降は、JavaScriptベースのコードベースで開発が継続され、ネイティブコードベースへの移植に合わせた重大な変更が組み込まれる予定だ。ネイティブ実装は、TypeScript 7.0としてリリースされる予定だという。

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https://codezine.jp/article/detail/21207 2025/03/21 12:00

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