GMO Flatt Securityは、セキュリティ診断AIエージェント「Takumi(タクミ)」を3月24日にリリースするとともに、4月7日以降における利用開始枠の公開事前登録を開始した。

Takumiは、実証実験においてすでにVimなどの著名OSSに0-day脆弱性を報告するなど、その性能が示されているセキュリティ診断AIエージェントであり、同社が長年取り組んできた脆弱性診断やリサーチのあり方を根本的に変化させ、これまで以上に世界の安全に資することを目指している。
脆弱性診断をはじめとする開発中のセキュリティ業務に特化したAIエージェントで、TakumiをSlackワークスペースに追加することによって、同僚のセキュリティエンジニアに仕事を依頼するように、ソフトウェア実装や設計のセキュリティレビューなどを依頼できる。依頼の際に細かな問答は必要なく、数分から数十分の試行錯誤を自律的に実行する。
スポットでの指示によって、その際に必要なセキュリティ評価を実施させられるほか、特定のイベントの発生時に自動的に稼働させることも可能で、ソフトウェアの開発ライフサイクルで必要となる定型的なセキュリティ業務の、柔軟な自動化を実現できる。
税別の利用料金は月額70000円で、1か月の利用量に上限はあるものの、追加費用を支払うことで上限を超える利用も可能となる。なお、Shisho Cloud byGMOの既存の料金体系とは独立しており、Takumi単独でも利用できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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