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プロ人材の7割、フリーランス新法の施行による変化「特になし」と回答。5割超が生成AIで仕事効率化や改善

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 みらいワークスは、同社の運営する「フリーコンサルタント.jp」に登録している、20〜60代の独立/会社経営、独立/フリーランス・個人事業主、会社員(業務委託で副業に従事)のプロ人材を対象に実施した、フリーランス・副業プロ人材の働き方とキャリアに関する実態調査の結果を3月28日に発表した。同調査は、3月7日〜25日の期間に行われ、370名から有効回答を得ている。

 調査対象者に、フリーランス新法の施行後に実感している変化を尋ねたところ(複数回答)、「特に大きな変化は感じていない」(71.6%)が他を大きく引き離してもっとも多く、「法令遵守の意識が全体的に高まった」(9.5%)、「契約内容や条件の透明性が向上した」(8.9%)、「業務範囲や責任の明確化が進んだ」(5.7%)、「報酬や対価の支払い条件が改善された」(5.1%)がそれに続いた。

 生成AI登場後の仕事や案件の変化について、実感している状況を尋ねた質問(複数回答)では、「特に大きな変化は感じていない」(43.2%)が最多であったものの、「既存案件の進め方や内容が変化した」(24.9%)、「AI活用を前提とした新しい案件が増えた」(22.7%)、「業務内容や求められるスキルが変化した」(21.9%)といった回答も寄せられている。また、自由記載では「作業効率が上がり、より多くの案件対応が可能になった」「生成AI導入に関するアドバイスが増えた」といった回答も寄せられた。

 現在の業務における生成AIの活用状況と、その効果について尋ねたところ、「何かしらの仕事効率化や改善につなげている」という回答が55.4%に達している。

 具体的な内容としては、「業務効率が大幅に向上し、より多くの仕事を並行できるようになった」(20.5%)、「企画立案や提案業務が効率化された」(13.5%)、「成果物の質が向上し、より高い評価を得られるようになった」(10.3%)が上位を占めた。

 今後、生成AIの登場によって自身の仕事がどのように変化していくと予想しているかを尋ねた質問では、「ネガティブな影響はない」という回答が65.4%を占めている。

 具体的には、「むしろ自分の価値が高まる(AIと協働することで、より高度な付加価値を提供できるようになると期待している)」(24.9%)がもっとも多く、「定型業務をAIに任せ、より重要な業務に集中できる(AI活用で時間を創出し、戦略立案やコンサルなど高付加価値領域に注力できると考えている)」(22.7%)、「自分のスキルはAIには代替されにくい(独自性や高度な専門性があるため、仕事は確保できると考えている)」(10.8%)がそれに続いた。

 プロフェッショナルとしての経験を通じて得られた重要な気づきとしては(複数回答)、「自身の提供価値を客観的に把握できた」(54.6%)、「複数の専門性を組み合わせる重要性を認識した」(43.0%)、「自己ブランディングの必要性を理解した」(41.1%)といった回答が寄せられている。

 専門性を生かした活動がキャリアにもたらしたポジティブな影響としては(複数回答)、「仕事の選択肢が広がった」(45.9%)、「収入や待遇が向上した」(45.4%)、「市場価値や専門性への自信が得られた」(44.6%)といった回答が寄せられた。

 案件や仕事を選択する際に重視する要素を尋ねたところ、「業務内容と専門性の合致」(38.6%)が最多になり、以下「報酬や対価の水準」(25.9%)、「時間的な柔軟性」(11.6%)が続いている。そのほか、自由記載では「社会的意義」「リモートワークの可否」などが挙げられた。

 プロフェッショナルとしての市場価値を高めるために、現在注力していることを尋ねた質問(複数回答)では、「デジタル技術・AI関連のスキル強化」(50.8%)がもっとも多く、以下「コアとなる専門性の深化」(50.0%)、「関連分野への知見の拡大」(46.5%)が続いている。

 今後1〜2年のキャリア展開において、重要と考える取り組みを尋ねたところ(複数回答)、「収益基盤の安定化・強化」(47.6%)、「新規分野への展開」(45.9%)、「既存の専門分野の深耕」(43.8%)といった回答が寄せられた。

 持続的なキャリア発展のために、特に重視する要素としては(複数回答)、「専門性の市場価値維持」(53.5%)が最多となり、以下「収入の安定性確保」(50.3%)、「時間の自由度確保」(41.1%)、「継続的な学習機会」(41.1%)が続いている。そのほか、自由記載では「健康の維持」といった回答も寄せられた。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

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