ラクスパートナーズは、ITエンジニアの採用に関わるマネジメント層(リーダー・課長・部長/事業部長・CTO)クラスの人を対象に実施した、「ITエンジニアのマネジメント層の待遇と人材課題」に関する調査の結果を3月28日に発表した。同調査は、3月6日〜10日の期間に行われ、413名から回答を得ている。

調査対象者に現在の年収を尋ねたところ、「501〜600万円」(14.8%)がもっとも多く、「401〜500万円」(13.3%)、「601〜700万円」(10.9%)がそれに続いた。

現在の年収を役職別でみると、役職が上がるほど高年収帯の割合が増える一方で、CTO・経営層では特に年収のばらつきがあり、企業規模によって差があると考えられる。また、リーダー層から課長層にかけては501〜900万円がボリュームゾーンとなっている。

ITエンジニア歴を尋ねた質問では、「5〜10年未満」(28.1%)が最多となり、「10〜15年未満」(22.5%)、「20年以上」(17.0%)がそれに続いた。

ITエンジニア歴を役職別でみると、管理職以上の役職に就いている人の半数超が、ITエンジニア歴10年以上の経験を有している一方で、比較的経験が浅い段階でも管理職に就いている人が一定数存在している。

マネジメント層の人材不足を感じるかを尋ねたところ、「とても感じている」(28.8%)と「やや感じている」(57.1%)を合わせた割合が9割近くを占めた。また、マネジメント層の人材不足を「とても感じている」または「やや感じている」と答えた人に、マネジメント層の人材不足に対してどのような対策を実施しているかを尋ねた質問(複数回答)では、「年齢、経験年数などに捉われず採用する」(46.5%)がもっとも多く、以下「マネジメント層の育成プログラムを開発した」(43.7%)、「マネジメント経験がなくても、機会を積極的に与える」(43.1%)が続いている。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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