Appleは開発者向けカンファレンス「WWDC25」の基調講演にて、「Safari 26」のベータ版を発表した。
WWDC25にて、macOS、iOSなどすべてのバージョン番号が再ラベル化され、2026年を表す26というバージョン番号に統一が発表されたように、SafariもSafari 18からSafari 26にアップデートした。
Safari 26では、ファビコンにSVGファイル形式がサポートされるようになり、Web上のHDR(ハイダイナミックレンジ)画像のサポートを追加した。
また、visionOSにおけるSafariの体験も刷新。Apple Immersive Videoや180°、360°、Wide FOV映像などを含む没入型メディアをサポートするようになった。
WebKitには、 SwiftとSwiftUIで動作するように設計された新しいAPIが搭載され、Appleプラットフォーム向けに構築されたアプリにWebコンテンツを統合しやすくなった。その中核となるのが、WebViewとWebPageだ。
WebViewは、Webコンテンツを表示するためのネイティブSwiftUI View。また、WebPageは、Webコンテンツの読み込み、制御、通信に使用できる新しいObservableクラス。
さらに、WebKitにWebGPUのサポートが追加された。WebGPUは、GPU上でプログラムを実行するためのJavaScript APIで、WebGLに似ているもののコンピュートシェーダーが追加され、GPU上での汎用的な計算が可能。
その他にも、パフォーマンスやセキュリティを改善するさまざまなアップデートがなされた。ブログポストから確認できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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