SecureNaviは、非セキュリティ部門の従業員1000名を対象に実施した、情報セキュリティに関する意識や実態に関する調査の結果を6月24日に発表した。同調査は4月に行われている。
調査対象者に、普段の業務での情報セキュリティへの意識を尋ねたところ、「意識する」という回答が70%超に達したものの、従業員数1〜100名の企業では「意識しない」が40%超を占めた。

情報セキュリティ教育の頻度・有無を尋ねた質問では、「実施していない」が約40%でもっとも多い。一方で、従業員数が増加するにつれて「月に1回以上〜年に1回程度」が増加し、とりわけ従業員数10001名以上の企業では7割超に達している。それに対して、従業員数1〜100名の企業では「実施していない」が70%超を占めた。

情報セキュリティに関する社内規程の把握の程度について尋ねたところ、「一部把握できている」が最多となったものの、従業員数が少ない企業ほど「社内規程が存在しない」との回答割合が高まる傾向にあり、従業員数1〜100名の企業では40%超に達している。

情報セキュリティ担当者に求めることとしては、「わかりやすい社内ルールの作成・運用(複雑すぎず、実務に沿った規程を整えてほしい)」が約21%でもっとも多く、「現場で役立つセキュリティ教育・研修の実施」が約14%でそれに続いた。従業員数が減少するほど「セキュリティ担当者がいない」という回答が増加しており、従業員数1〜100名の企業では50%超に達している。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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