Wineチームは1月14日、安定版リリース「Wine 11.0」を公開した。本リリースには、約6300件の変更と600件以上のバグ修正が含まれている。
本バージョンで注目のアップデートは、NTSYNCサポートと新しいWoW64アーキテクチャの完成。
Wine 9.0で実験的な機能として初めて導入されたWoW64は、現在完全にサポートされており、変数WINEARCH=wow64を設定することで古いWoW64インストールを新しいWoW64モードで強制的に実行することができる。
また、同期・スレッドにおいてNTSync Linuxカーネルモジュールが利用可能な場合に使用されるようになり、同期プリミティブのパフォーマンスが向上。必要なカーネルモジュールは、バージョン6.14以降のLinuxカーネルに同梱されている。また、スレッド優先度の変更がLinuxとmacOSで実装された。
その他の変更点として、グラフィックにおいてOSMesaの依存関係が削除され、OpenGL ビットマップレンダリングがハードウェアアクセラレーションOpenGLランタイムで実装されたほか、新しいWoW64モードによって、OpenGLバッファがVulkan 拡張機能(使用可能な場合)を使用して32ビットのメモリスペースにマップされるようになる。さらに、Bluetoothドライバがホストデバイスの検出とスキャン、およびAPIとウィザードによる基本的なペアリング機能をサポートした。
Wine 11.0のすべての変更点については、リリースノートで確認できる。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
