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Developers Summit 2026 セッションレポート(AD)

AI時代の複雑なシステムをブラックボックス化させないために ──ソフトバンクが実践するNew Relicを活用したモダンスタックのオブザーバビリティ

【20-C-5】New Relicを「さっと」入れたら、生成AI開発チームの「心に余白」が∞になった件 ~あれ?俺たち、もしかして最強のBizDevOps集団だったりする?~

「全員で」New Relicを見る文化づくりへ

 3つの課題を克服し、システム状況を把握する仕組みは完成した。しかし亀田氏は「まだチームは最強になれていない」と述べ、ツール導入後の新たな課題を指摘した。

 それは「日常的にNew Relicを確認する習慣が定着していない」という点だ。チーム内には依然として「障害が起きたら田口氏に頼ればよい」という空気が残っており、田口氏自身も多忙のため、十分に確認できていない状況だった。

 「構築が終わったので、これからは全員でNew Relicを見るという習慣を作り、“文化を変えていく”フェーズへ進んでいきます。属人的な運用を脱却し、真のBizDevOpsを目指します」(亀田氏)

 生成AIの挙動も本番環境の状態も、以前は不可視なブラックボックスであった。しかし、可視化が実現したことで、開発チームとビジネスチームが同じデータを基に議論できる土台が整った。「ツールの導入はあくまでスタート地点」と亀田氏は強調する。

 今後の展望として、ダッシュボードの異変から障害を予知する「察知」の自動化を目指している。さらに、トークン使用料などのコストを可視化し、経営判断に直結させるステップも見据えているという。

ソフトバンクが考える今後のNew Relic活用
ソフトバンクが考える今後のNew Relic活用

 また田口氏は、satto開発チームを「スタートアップのスピード感と、大手の安定性を兼ね備えた稀有な環境」であると語った。ソフトバンクという大組織の中にありながら、スタートアップ出身の平岡拓氏が率いる部門として、リスクを恐れず生成AIドメインに挑戦している。

 「テクノロジーで社会構造を更新し、皆の心に余白をつくる」という理念を掲げ、これからも次世代の開発に取り組んでいく。

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この記事の著者

岡田 果子(オカダ カコ)

 IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

丸毛 透(マルモ トオル)

インタビュー(人物)、ポートレート、商品撮影、料理写真をWeb雑誌中心に活動。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

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