Microsoftは「Office Open XML」の仕様がISO標準として認められる見込みだと発表した。
MicrosoftのOffice 2007などで使われているドキュメント仕様「Office Open XML」が、ISO/IEC標準として認められる見込みとなった。Microsoftによれば、承認に必要な得票率は75%だが、これを上回る86%の票を得たという。ISOからの正式な発表も早い段階でなされる予定。
Open XMLはEcma(欧州電子計算機工業会)からは標準仕様として認められているが、Microsoftはさらなる普及を目指し、ISO標準として承認を得るために14か月もの批准プロセスを受けてきた。昨年9月の予備投票では一度否決されていたが、その後の関係団体との交渉や規格の改良を加えてきた。
これによりOpen XMLはHTMLやPDFなどと同様、広く公開された文書フォーマットになる。同じ文書フォーマットとしてはOpenOffice.orgで採用されているODF(OpenDocument Format)があり、こちらはすでにISO標準として認められている。
【関連リンク】
・Ecma Office Open XML Document Format Appears to Win Approval as an ISO/IEC Standard(プレスリリース)
・MicrosoftのOffice仕様、ISO/IEC国際標準化投票で採用されず:CodeZine
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