米Googleは現地時間で12日、米Yahoo!にAdSenseへのアクセス権を提供する契約を行ったと発表した。今後、Yahoo!が所有するアメリカとカナダのWebサイトに対してAdSenseへのアクセスが提供されるようになる。なお、Yahoo!は引き続き検索、広告事業を継続する。
米Googleは現地時間で12日、米Yahoo!と広告技術の提供について合意したと発表した。今後、Yahoo!が所有するアメリカとカナダのWebサイトに対して、Googleの広告テクノロジーAdSenseへのアクセス権が提供される。また、両者が持つインスタントメッセンジャーサービスについても相互接続する予定だ。
今回の技術提供によって、Yahoo!はAdSenseからの広告収入が得られるようになるほか、広告主はGoogleの高度なターゲティング技術をできるようになる。また、ユーザにとっても関心のある広告を視聴できるようになるため、関係者全員に利益をもたらすものとしている。
Yahoo!はAdSenseの利用割合について裁量権を持つほか、他の企業とも類似契約を結ぶことができる。Googleは、あくまで広告技術の供与であること、Yahoo!の検索・広告ビジネスが今後も継続されることなどを強調し、合併や競合排除という見方を否定した。また、Googleが採用している広告出稿時の入札方式に変更は無く、広告主への価格面での悪影響はない、としている。
【関連リンク】
・Official Google Blog: Our agreement to provide ad technology to Yahoo!
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