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ComponentZine(WebCharts3D)

グラフを表示するJavaクライアントアプリケーションを作る-Part2

WebCharts3D 5.2Jでデータをグラフ化するJavaアプリケーションの作成

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ダウンロード サンプルソース (8.6 KB)

データファイルの読み込み

 データが用意できたら、WebCharts3Dコントロールに読み込ませます。

事前準備

 まず、前回作成したgetModelメソッドをいったん削除(またはコメントアウト)します。

private MxStandardChartModel getModel() {
	...
	...
}

 次に、パッケージ「java.io」の各クラスを使用しますので、このパッケージをインポートしておきます。

import java.io.*;

 そして、改めてgetModelメソッドを宣言しなおしますが、前回は「MxStandardChartModel」クラスのメソッドでメソッドの戻り値を宣言しましたが、今回は「MxChartModel」クラの戻り値として宣言します。

private MxChartModel getModel() {
	return model;
}

ファイルを開く処理

 最初に、データとなるxmlファイルを開きます。FileReaderクラスとBufferedReaderクラスのインスタンスを作成し、readLine()メソッドで1行ずつ改行コードを付けて読み込み、String型変数「xmldata」でに格納します。なお、ここではファイルがドライブCのルートにあるという設定になっています。

 また、FileReaderクラスとBufferedReaderクラスを使う場合は、例外処理が必要になりますので注意してください。

String xmldata = "";
String buff = "";
try{
	FileReader fr = new FileReader("c:\\data.xml");
	BufferedReader br = new BufferedReader(fr); 
	while((buff = br.readLine()) != null){
		xmldata += buff + "\n";
	}

	br.close();
	fr.close();
}catch(FileNotFoundException er){
	JOptionPane.showMessageDialog(null, 
				"ファイルが開けません", 
				"ファイル操作のエラー", 
				JOptionPane.INFORMATION_MESSAGE); 
}catch(IOException er){
	JOptionPane.showMessageDialog(null, 
				"データが読み出せません", 
				"ファイル操作のエラー", 
				JOptionPane.INFORMATION_MESSAGE); 				
}

XMLモデルを設定する

 データファイルからXMLモデルを読み込んだら、これをWebCharts3Dコントロールに設定します。

 使用するのは、MxChartModelクラスのfromXMLメソッドです。このメソッドは引数が2つで、最初の引数にXML表現を、2番目の引数に使用するパーサークラスを指定します。特に指定しなければnullを設定します。

 これで、 xmlデータをもとにチャートモデルを作成できます。

	MxChartModel model = MxChartModel.fromXML(xmldata, null);
	return model;
}

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実行時にグラフを3D表示にする

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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