カールは21日、CurlとサーバーサイドJavaとの連携を容易にするオープンソースのライブラリ「Curl ORB for Java(以下Curl ORB)」正式版を公開した。SourceForge.netより無償でダウンロードできる。
カールは21日、CurlとサーバーサイドJavaとの連携を容易にするオープンソースのライブラリ「Curl ORB for Java(以下Curl ORB)」正式版を公開した。SourceForge.netより無償でダウンロードできる。
Curl ORBは、CurlからPOJO(Plain Old Java Script)で作成されたJavaオブジェクトのメソッドをコールし、戻り値をCurlアプリケーションで受け取るためのツール。Curl ORBを利用することにより、JavaクラスからCurlのソースコードを自動生成することができ、CurlとサーバーサイドJavaとの連携をより容易に開発することが可能になる。
Curl ORBでは、DIコンテナで管理されたJavaオブジェクトをコールすることもでき、現時点ではSpring FrameworkとSeaser2をサポートしている。また、プリミティブ型はもちろん、ExceptionやStringなど複数のデータ型をサポートしているため、Java上で定義したデータを意識せずにCurl上で使うことができる。データの通信はバイナリフォーマットで行われ、テキストベースのXMLやJSONよりも高速かつネットワークトラフィックを低減させることが可能となっている。
今後、データベースとの連携、サーバープッシュ機能(リアルタイム通信)やデータ同期などの機能拡充が行われていくという。なお、カールのWebサイトでは、Curl ORBの逆引きリファレンス(日本語)も用意されている。
【関連リンク】
・Curl ORB for java
・Curl ORB for Java逆引きリファレンス
・RIA向けサーバ連携ツールをオープンソースで提供(ニュースリリース)
【関連記事】
・Java開発者のためのCurl入門-Eclipseプラグイン導入編
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