Shoeisha Technology Media

CodeZine(コードジン)

特集ページ一覧

Silverlight 2の業務アプリケーションへの活用
Silverlight 2の紹介

Silverlight 2で作成する業務アプリケーション入門 (1)

  • ブックマーク
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2008/11/26 16:40
目次

Hello,World!を表示する

 次に、このプロジェクト上で「Hello,World!」を表示させてみましょう。実際の開発ではユーザーインターフェイスの構築にExpression Blendを使う場面も多いかと予想されますが、今回はとりあえず簡単のためVisual Studio 2008で構築します。

ツールボックスの表示
ツールボックスの表示

 まず[表示]-[ツールボックス]を選択しツールボックスを表示します。ツールボックスには各コントロールが収納されています。

TextBlockコントロールの配置
TextBlockコントロールの配置

 ツールボックスのコントロールから[TextBlock]を選択し、Page.xamlにドラッグ&ドロップします。今のところプレビューペインにドロップすることはできません。XAMLエディタペインにドロップしましょう。最初から配置されているGridタグの下(<Grid>~</Grid>の間)に入るように配置します。

 配置できたらTextBlockコントロールに属性を与えましょう。<TextBlock>開始タグの中でスペースを入力すると指定できる属性の一覧が表示されます。「x:Name」を選択し、値として"Hello"を入力します。x:NameはXAML内でオブジェクトを一意に識別する属性です。さらにスペースを空けてText属性を選択し、"Hello,World!"を入力しましょう。Text属性は表示するテキストを指定する属性です。入力するとプレビュー画面に反映されます。

 では、コンパイルして実行しましょう。メニューから[デバッグ]-[デバッグ開始]を選択します。実行に必要なファイルが生成され、自動で既定のブラウザが立ち上がります。ブラウザ上に"Hello,World!"と表示されれば成功です。

 Silverlight Toolsが多くのファイルを自動生成してくれるため、Silverlight 2開発特有のルールを意識することなくアプリケーションを実装することができました。

 実際にサーバ上に設置する際にはメニューから[ビルド]-[ソリューションのビルド]を選択します。プロジェクトを作成したディレクトリに呼び出し元のhtmlファイルやSilverlightコンテンツの本体が格納される「.xap」形式のファイルなどが生成されます。公開する場合は生成されたディレクトリをサーバにアップロードします。

 「.xap」はzip形式の圧縮アルゴリズムを利用したファイルです。拡張子を.zipに変更することで、Windowsエクスプローラから中身を確認することもできます。

まとめ

 連載の初回ではSilverlight 2の紹介を扱いました。今までは複雑な業務アプリケーションでブラウザやRIAを利用することは、それほど一般的ではありませんでした。しかし、Silverlight 2はプラグインを介すことにより、Webブラウザ上で.NET技術を利用できます。

 今後、複雑な業務アプリケーションを、開発者が使い慣れた.NET技術に基づくSilverlight 2で作る機会は確実に増えてくるでしょう。今のうちから準備を始めておくべき技術の一つだと言えます。

 さて、今回はSilverlight 2を業務で活用することのメリットに着目して紹介しました。次回以降は実際にコントロールを使って業務にSilverlight 2を活かすという観点からサンプルを取り上げます。



  • ブックマーク
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

著者プロフィール

  • 山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

    静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for ASP/ASP.NET。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。 主な著書に「入門シリーズ(サーバサイドAjax/XMLD...

  • WINGSプロジェクト 土井 毅(ドイ ツヨシ)

    <WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂...

バックナンバー

連載:Silverlight 2で作成する業務アプリケーション入門
All contents copyright © 2005-2019 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5