日本プログレスは7日、レガシーシステムやSOA環境のデータ統合を行うXMLベースのソリューション「DataDirect Data Integration Suite」(英語版)をリリースした。
日本プログレスは7日、レガシーシステムやSOA環境のデータ統合を行うXMLベースのソリューション「DataDirect Data Integration Suite」(英語版)をリリースした。DataDirectのWebページより、製品評価版をダウンロードできる。
DataDirect Data Integration Suiteは、システム開発時に必要となるデータの統合/抽出/変換といった作業をトータルにカバーする。構成するコンポーネントは次の3つ。
DataDirect XQuery 4.0
RDB、XML、EDI、CSVなどさまざまなフォーマットのデータソースに対して問合せができるJavaコンポーネント。W3C XQueryに準拠し、APIとしてXQJを採用している。最新バージョンであるこの4.0からは、データソースの更新をサポートするW3C XQueryの拡張仕様XUF(XQuery Update Facility)をフルサポートし、XQueryアプリケーションから個々のXMLドキュメントやXMLストリームの更新、ワイルドカード指定による複数ファイルの更新といった作業が容易になったという。
DataDirect XML Converters 4.0
Javaと.NET対応のXMLコンバーター。EDIやフラットファイルなどさまざまな非XMLファイルとXMLの双方向な変換を可能にする。開発者は、XML処理コンポーネントや自作アプリケーションからXML Convertersをシームレスに利用でき、非XMLデータをXMLとしてストリームアクセスすることができる。今回のバージョンでは、「Microsoft BizTalk Server 2006」に対応し、BizTalk開発環境に適したXMLコンバーターとしても使用可能。また、Standard Exchange Format(SEF)によるEDIの拡張/カスタマイズも、より簡単に行うことができるようになったという。
Stylus Studio 2009 XML Enterprise Suite
XMLアプリケーション用の統合開発環境。XSLTやXQueryコードを生成できるXMLマッパーやスキーマデザイナーなど、さまざまな機能を備える。今回のバージョンから新たにEDI-XML変換モジュールを搭載したことにより、DataDirect XML Convertersとの連携ができるようになった。また、新たにEDI-XQueryドキュメント・ウィザードやEDI-XSDドキュメント・ウィザード機能を搭載し、あらゆるEDIフォーマットに対して、XQuery作成やXMLスキーマ生成が可能となった。
日本プログレスは、同製品を使用することで「システム開発者の生産性の向上、マニュアルコーディングの低減を行い、エンタープライズ・アプリケーションやエンドユーザーへのミッションクリティカルな情報伝達を加速させる」としている。
【関連リンク】
・日本プログレスによるニュースリリース
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