アップルは24日、ウェブブラウザ「Safari(サファリ)」の新しいパブリックベータ版を公開した。AppleのSafari公式ページで、Mac OS XとWindows用それぞれ英語版が提供されている。
アップルは24日、ウェブブラウザ「Safari(サファリ)」の新しいパブリックベータ版を公開した。AppleのSafari公式ページで、Mac OS XとWindows用それぞれ英語版が提供されている。
この「Safari 4 BETA」には、新しくJavaScriptエンジン「Nitro」が組み込まれ、SunSpider JavaScript Performanceテストの実行結果が、Safari 3に比べて4.2倍速くなり、対IE 7では最大30倍高速だと公表している。またウェブページの読み込みでも、IE 7やFirefox 3より3倍のスピードを示す。
Safari 4では、メニューバーを廃したシンプルなインターフェイスに一新されている。タブバーがアドレスバーの上に表示され、新規ページには頻繁に訪問するサイトのサムネイルが表示されるといった、Google Chromeのようなルック&フィールが採用されているが、全体としてより洗練されたAppleらしいデザインになっている。
ウェブ標準については、Web Standards ProjectのAcid3テストに合格するほか、オフライン機能などHTML 5やCSS 3を先進的に取り入れている。また、反射やグラデーション、マスクといったグラフィック表現を実現する実験的なCSSをサポートしている。
そのほか次の機能が追加されている。
- Top Sites
- Full History Search
- Cover Flow
- Tabs on Top
- Smart Address Field
- Smart Search Field
- Full Page Zoom
頻繁に訪れるページを美しくプレビュー表示する
最近見たページのタイトル、URL、さらにテキスト全体を検索できる。
履歴やブックマークを“めくる”ように簡単に閲覧できる
ドラッグ・アンド・ドロップによる簡単なタブ管理ツール
Top Sitesやブックマーク、履歴からURL候補をサジェスチョンする
Google Suggestが提案する候補や最近の検索結果をもとに検索を微調整する
ウェブサイトのレイアウトやテキストの品質を落とさないズーム
なお、これまでWindows用Safariでは、フォントレンダリングを独自に行ってきたが、今回からWindows標準のものを使用するようになった。また、タイトルバーやボーダー、ツールバーにおいてもWindowsのネイティブルックを使用し、他のWindowsアプリケーションとの違和感がほとんどなくなっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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