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ひと味違うOpenBSDのリリースエンジニアリングについてシオが語る
AsiaBSDCon 2009開催

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 東京で3年目となる「AsiaBSDCon 2009」が3月12日(木)から15日(日)まで、神楽坂の東京理科大学森戸記念館で開催された。前半2日間は有料のチュートリアルと開発者ミーティングが、後半の2日間は登録費のみで参加できるペーパーセッションが行われた。特別講演としてOpenBSDプロジェクトのリーダーであるシオ・デ・ラット(Theo de Raadt)氏が、また基調講演ではsendmailの作者として知られるエリック・オールマン(Eric Allman)氏が講演を行った。 

 東京で3年目となる「AsiaBSDCon 2009」が3月12日(木)から15日(日)まで、神楽坂の東京理科大学森戸記念館で開催された。前半2日間は有料のチュートリアルと開発者ミーティングが、後半の2日間は登録費のみで参加できるペーパーセッションが行われた。特別講演としてOpenBSDプロジェクトのリーダーであるシオ・デ・ラット(Theo de Raadt)氏が、また基調講演ではsenamailの作者として知られるエリック・オールマン(Eric Allman)氏が講演を行った。

 シオ・デ・ラット氏の特別講演は、14 日午後に「The OpenBSD Release Process: A Success Story」と題して行われた。この講演では、OpenBSDのシンプルなリリースエンジニアリング上の特徴と、その効果が語られた。OpenBSDでは、正式リリースの間隔を固定して、毎年必ず春と秋に、0.1増えたバージョン番号でリリースされる。また、開発ブランチを分岐しないで、すべての開発者がリリースエンジニアリングに参加する。

 エリック・オールマン氏の基調講演は、 1969年に単一ノード間の接続でスタートしたアーパネットから40年間のインターネットとemailの歴史を振り返り、またスパム対策やドメインキーといった現在の問題への対応状況や、今後のemailを巡る状況について語った。また、発表は行わなかったが、オリジナルBSDの開発者のひとりであるマーシャル・カーク・マクージック(Marshall Kirk McKusick)氏も姿を見せ、BSDの長い歴史が垣間見えるイベントとなった。

 AsiaBSDConは、BSDベースのプラットフォーム(FreeBSD、NetBSD、OpenBSD、DragonFlyBSDなど)の開発者による国際会議で、例年多くのスピーカーが海外から訪れている。今回は一部のチュートリアルを除き、すべての発表が海外スピーカーによって英語で行われた。

 
【関連リンク】
AsiaBSDCon 2009

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