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個人間のコラボレーションを通じてチームの生産性を向上する
IBMのJazzプラットフォーム(2)

第19回 ソフトウェア開発環境展のIBM社ブースレポート

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2009/06/05 14:00

目次

顧客とうまくコミュニケーションしながら要求定義を行うためのRational Requirements Composer

 プロジェクトの生産性を向上するには、開発者同士のコミュニケーションだけでなく、顧客と要件定義を行う担当者のコミュニケーションも円滑にすすめなければならない。RRCは、要求定義に必要となる各種機能を提供し、要求定義のプロセスの強化を実現するツール。このツールは、開発者向けではなく、要件定義を行うSEなどの人のためのもので、これも、Jazzプロジェクトが常に意識している「コラボレーション」に基づいたソリューションの一つだ。

 要件定義において、見た目の動作やビジネスプロセスを確認するため、excelやHTMLでモックアップを作るのが面倒と感じている人も多いだろう。RRCでは、画面のモックアップ作成支援や、BPMN(Business Process Modeling Notation)を使ったビジネスプロセスの作成支援、ユースケースの記述など、要件を定義する過程を残していくツールが揃っている。

画面のモックアップを簡単に作成して、確認してもらうことができる
画面のモックアップを簡単に作成して、確認してもらうことができる

 RRCで要求定義の情報を集約することで、あるプロセスのステップや文言、画面のイメージ、システム機能の要求事項の情報を内部的に管理できるようハイパーリンクで参照できる。これにより、ビジネスプロセスに対応したユースケースが存在しないなどの問題をとらえることができる。

 また通常、要件定義は、顧客と担当者、その他関係者が集まる定例会の場で行われることが多い。リクエストは、定例会の前後にメールで来る場合が多く、取りこぼしをしてしまう可能性もある。RRCでは、要件定義の過程において、評価者が気が向いたときにコメントを付け、要件定義を行う担当者はコメントへの対応を随時行うなど、関係者が必要と思われる情報をその場で登録することができる。こうしてコミュニケーションされた情報を集約していくことにより、定例会はあくまでも確認の場となり、その回数や時間を軽減することができる。

Rational Requirements Composerの利用シーン
Rational Requirements Composerの利用シーン

 そして、ツールを用意されたとしても、それをどう利用するかというノウハウが必要だ。Rationalでは、ユニファイドプロセスをベースにして各社が自社の開発標準を作れるようなガイドも用意しており、これに加えてアジャイル系のプロセスのガイドも提供している。さらに、このガイドを基にしたコンサルティングのサービスも準備しているという。


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著者プロフィール

  • 森 英信(モリ ヒデノブ)

    出版物やWeb・モバイルコンテンツの企画制作事業を手がける、株式会社エフエックスビイ代表。最近企画した書籍に『FFmpegで作る動画共有サイト』(毎日コミュニケーションズ)、『Flashでデザイン差がつくBlogサイトの作り方 2nd Edition』(アスキーメディアワークス)などがある。

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