Webブラウザ開発を手がけるLunascape株式会社は3日、「Lunascape5.1.1」正式版をリリースした。最新のGeckoエンジン正式版、最新のリビジョンのWebKitを搭載し、前バージョンに比べGeckoエンジン使用時でのJavaScriptの処理速度が約110%向上した。
Webブラウザ開発を手がけるLunascape株式会社は3日、「Lunascape5.1.1」正式版を公開した。
Lunascapeは、無料で利用できる国産のタブブラウザ。国内でのダウンロードは1,000万回以上、世界でも198ヶ国以上で利用されている。Lunascapeには初期状態から多くの機能が搭載されており、アドオンやプラグインを加える必要がない。また、Trident、Gecko、Webkitのトリプルエンジンを搭載し、1つのブラウザで適切な時に適切なエンジンを利用することで、正確・高速にWebサイトを閲覧できる。
今回リリースされた「Lunascape5.1.1」正式版には、最新のGeckoエンジン正式版を搭載。WebKitも最新のリビジョンを搭載し、Geckoエンジン使用時でのJavaScriptの処理速度は、前バージョンのLunascape5.1に比べ約110%向上した。Lunascapeの資料によると、今週発表されたFirefox 3.5と比べても、処理速度・起動速度ともに優位性を保っている。
また、HTML5にも対応可能となっており、Ogg Theora(オッグセオラ)・Ogg Vorbis(オッグボルビス)形式の動画などの再生を機能拡張なしに行うことができる。
【関連リンク】
・Lunascape5 - Lunapedia(リリースノート)
・ウェブブラウザ Lunascape - 世界最速の無料Webブラウザ
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