SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

DeveloperZine(デベロッパージン)- エンジニアの意思決定を支える技術情報メディア ProductZine

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Djangoチュートリアル

Djangoチュートリアル(後編)

Python対応のWebアプリケーションフレームワーク


Formの使用

 商品ページの表示、管理インターフェイスによる商品の登録・更新・削除機能と作成してきましたが、次は商品名で商品を検索して一覧表示する機能を作成します。Djangoでは、HTMLフォームの値を受け取り、バリデーション、値の型変換機能を提供するForm機能(django.forms)を用意しています。Form機能の使用イメージを図9に示しました。

図9 Form機能の使用イメージ
図9 Form機能の使用イメージ

Formクラスの作成

 Formクラスの記述はアプリケーションフォルダにforms.pyというファイルを作成し記述します(リスト10)。

[リスト10]forms.py
# -*- coding: utf-8 -*-
from django import forms

class ItemSearchForm(forms.Form):
    item_name = forms.CharField()

ビュー関数の記述

 次に初期の入力フォームを表示する処理と、フォームに入力された値をもとに、商品を検索して一覧表示するためのitem_searchビュー関数をviews.pyに記述します。リスト11にソースを示しました。

[リスト11]views.py
def item_search(request):

    if request.method == 'POST':
        form = ItemSearchForm(request.POST)
        if form.is_valid():
            items = Item.objects.filter(item_name=form.cleaned_data['item_name'])
            return direct_to_template(request,'page/item_search.html',
                extra_context={
                'form': form,
                'items': items,
                }
            )
    else:
        #検索フォームの初期表示
        form = ItemSearchForm()

    return direct_to_template(request,'page/item_search.html',
        extra_context={
        'form': form,
    })

 ビュー関数の処理は、HTTPのmethodがGETの場合とPOSTの場合で分かれます。GETの場合は検索フォームを初期表示します。 ItemSearchFormの空のコンストラクタで生成したインスタンスをコンテキストに渡して、入力フィールドをレンダリングします。テキストフィールドのレンダリングなどはFormクラスの機能で実現されます。POSTの場合は、検索フォームで値が入力され、検索ボタンが押下された時の処理を実行します。入力された商品名を元に「Item.objects.filter(item_name=form.cleaned_data['item_name'])」とモデルでDBを検索し、Itemモデルのリストを取得します。取得したリストは、direct_to_templateに渡すことで、テンプレートにレンダリングします。

検索フォームのテンプレート作成

 次に検索フォームと検索結果を表示するテンプレートを作成しましょう。リスト12にソースを示しました。

[リスト12]item_search.html
<html>
<head>
   <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8">
   <title>商品検索</title>
<head>
<body>
<center>
{{ error_message_no_item }}
<form action="/itemsearch" method="POST">
商品名を入力してください:{{ form.item_name }}<br><br>
<input type="submit" value="検索">
</form>
<br>
<table border="1">
   <th>商品コード</th><th>商品名</th><th>価格</th>
{% for item in items %}
   <tr><td>{{ item.item_code }}</td>
       <td>{{ item.item_name }}</td>
       <td>{{ item.price }}</td>
   </tr>
{% endfor %}
</table>

</body>
</html>

URLマッピングの定義

 最後に検索処理用のビュー関数と、URLをマッピングさせる処理をurls.pyに記述します(リスト13)。

[リスト13]urls.py
urlpatterns = patterns('',
    (r'^admin/', include(admin.site.urls)),
    (r'^item/(?P<item_id>\d+)/$', 'ecsite.itempage.views.item_page_display'),
    (r'^itemsearch', 'ecsite.itempage.views.item_search'),
)

実行

 それでは商品検索処理を実行してみましょう。ブラウザで「http://localhost:8000/itemsearch」にアクセスし検索画面を表示します。

図10 商品検索フォーム
図10 商品検索フォーム

 商品名入力欄に商品登録時に指定した商品名を入力して(本稿では「item1」)検索ボタンを押下します。図11のように一覧画面が表示されます。

図11 商品検索結果(商品一覧)
図11 商品検索結果(商品一覧)

次のページ
HTTPセッションの使用

修正履歴

この記事は参考になりましたか?

Djangoチュートリアル連載記事一覧
この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 佐藤 治夫 (株式会社ビープラウド)(サトウ ハルオ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/4264 2009/09/16 17:58

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー