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IBMから社員5人時代のDeNAに参画したエンジニアに聞く!
モバゲータウンのインフラを6人で回せる理由

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2010/03/15 14:00

 人気企業で働く人のホンネに迫るこのコーナー。DeNAシリーズ第5回は茂岩祐樹さんです。IBMという大手企業でのスペシャリストからDeNAに転職し、今では日本一のトラフィック数を誇る数々のサービスのインフラを支え続けている茂岩さん。「ユーザ・株主・会社などのステークホルダーに求められるインフラ要件を満たす」という茂岩さんの言葉には、常に事業全体を見渡しながらインフラを考える姿勢が見てとれます。会社が小さかった頃から、プロとしての強い意識を持って取り組んで来たからこそ語られる話は、縁の下の力持ちであるインフラエンジニアにとって刺激的なものでしょう。(本記事は、【転職サイトgreen】からの転載です)

プロフィール

茂岩祐樹(しげいわ・ゆうき)さん
株式会社 ディー・エヌ・エー(DeNA) システム統括本部 IT基盤部 部長

東京都立大学大学院工学研究科修了後、日本アイ・ビー・エム株式会社に入社。1999年DeNAに入社。ビッダーズの立ち上げから関わり、大規模コンシューマ系ネットサービスのITインフラ専門家として活躍。現在は、IT基盤部部長として、ディー・エヌ・エーグループのサービスをモバオク、モバゲーといったサービスを安定稼動させることに心血を注ぐ。

自分がやらなくてはどうしようもない。覚悟を持って挑んだ仕事

――DeNAに入社したきっかけについて教えてください。

 もともとは、新卒で日本IBMに入社し、4年半ほどストレージの技術サポートグループで仕事をしていました。DeNAに転職したのは1999年の9月ですが、その数ヶ月前に、現在は取締役となっている先輩社員から、会社立ち上げのメンバーとして加わってほしいと誘われました。当時は最初の事業であるビッダーズもまだない状態で、社員も5人ほどでした。

 IBMは良い会社ですし、ストレージというニッチな分野で専門性を高め、海外も視野に入れて働いていこうと思っていたので、最初は何度か断ったのですが……。お金がないので机や椅子をもらってくるといったオフィス作りの手伝いをしているうちに、「一日でも早くサービスを出そう」とものすごいスピード感で仕事に取り組んでいる社員達に触発され、入社を決意しました。

 正直に言って、当時はこの会社がこんなに大きくなるとは想像もしていなかったですし、いつつぶれてもおかしくないと思っていたので、自分がやらなくてはどうしようもないと心を決めて仕事に向き合っていました。

初めてのWeb分野での仕事。すべてを自らの意思決定で決めていくプレッシャー

――前職はストレージという分野で専門性の高いお仕事していたのに、その後に入ったDeNAではWebサービスに携わると、まったく違う分野に戸惑いはありませんでしたか。

 もちろんありました。ストレージについては非常に詳しかったのですが、DeNAでの最初の仕事はLAN環境を作ることで、今となってはおかしく思いますがとても苦労しました。取り組むすべてが新しい事柄で、自分で色々と調べながらやっていくしかなかったので、まさに試行錯誤の過程でした。

 また、当初インフラのエンジニアは私一人しかいなかったので、誰にも聞けないという不安が常にありました。人に頼ることなく色々な意思決定をするプレッシャーは相当なものでした。しかし、今でもインフラ担当がそれほどたくさんいるわけではありません。モバゲータウンの専任は6名、ネットワークの専任は2.5人(兼務含む)と最低限の人数で対応しています。(次ページへ続く)



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  • CAREERzine編集部 (キャリアジンヘンシュウブ )

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