Firefoxに自然言語インターフェースを提供する実験的なアドオン「Ubiquity」に、コミュニティ・メンテナンス・バージョンが登場した。
Ubiquityとは、Mozilla Labsによる実験プロジェクトの1つ。コマンド入力での操作を可能にする機能拡張で、「○○にメールを送りたい」といった自然な言葉遣いでの命令文にも対応している。しかし、国際化などに対応して新しく書き直されたバージョン0.5が2009年7月に公開された後は、Firefox 3.6にも対応しておらず、addons.mozilla.orgから入手できる安定版も0.1系のままという状況が続いていた。
Mozilla Labsでは、2月22日にブログ記事「Current Status of Ubiquity」で、Ubiquity 0.5をFirefox 3.6に対応させるのは難しいとの見解を示していた。また、Ubiquity開発の中心人物Aza Raskin氏は、米InternetNews.comに対して、「Ubiquityは現状では後回しにされており、コア開発者も今はJetpackやTest Pilotを担当している」と語っていた。
【関連リンク】
・Community-maintained version of Ubiquity for Firefox 3.6(Mozilla Labs)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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