米Microsoftは16日午前9時(現地時間)、ラスベガスで開催中の開発者向けカンファレンス「MIX10」2日目のキーノート講演で、同社のWebブラウザInternet Explorerの次期バージョン「Internet Explorer 9」のデモンストレーションを行い、Platform Preview版を公開した。
Internet Explorer 9 Platform Previewは、ほぼ「Platform Demos」を実行する専用のアプリという状態で、ツールバーやアドレスバーなどもまだ付いていない。任意のWebページに移動するには「Open」メニューからURLを直接入力する。日本語ページでは文字化けすることもあるようだ。また、サポートプラットフォームはWindows Vista SP2以降で、Windows XPにはインストールできない。
Internet Explorer 9では、JavaScriptなどの速度性能、HTML5などWeb標準の準拠、GPUパワーによるグラフィック性能の3つを強く打ち出しており、SunSpider JavaScriptベンチマークテストではFirefoxを上回るとレポートしている。Acid3テストでは、昨年11月のデモ公開時には32点だったが、今回は55点まで向上している。
【関連リンク】
・Internet Explorer 9 at MIX10
・Windows PCs used during Internet Explorer 9 Demos at MIX10
・About the Platform Preview
・HTML5, Hardware Accelerated: First IE9 Platform Preview Available for Developers
・Keynote Day 2 :: Sessions :: Microsoft MIX10
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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