日本IBMは、XMLデータを従来の10倍以上高速に処理できる新製品「IBM WebSphere DataPower SOAアプライアンス」を、本日より出荷開始することを発表した。
日本IBMは、XMLデータを従来の10倍以上高速で処理できる新製品「IBM WebSphere DataPower SOAアプライアンス」(以下「WebSphere DataPower」)を本日より、出荷開始することを発表した。
「WebSphere DataPower」の最大の特長は、XMLデータを高速処理できる点である。SOA(service-oriented architecture)やWebサービスは、オープンで柔軟性の高いXML(eXtensible Markup Language)を採用している。しかし、XMLは、テキストでデータを表現するため、そうでないデータ交換に比べ、データ量が大幅に増大してしまう。そういった大量のデータにおいては、暗号解読、データの妥当性検証、フォーマット変換、再暗号化などを処理する必要がでてくる。そのため、その処理に時間がかかることが、SOAに基づいたシステムの構築と運用におけるボトルネックとなり、SOA普及の阻害要因の一つとなっている。「WebSphere DataPower」は、XMLデータを安全かつ高速に処理することができるため、SOAの普及の促進に繋がるのではと期待している。
またその他の「WebSphere DataPower」の特徴として以下の点がある。
- 強固なセキュリティー環境を提供
- XMLデータ処理の環境を安価に実現
プレスリリース:従来に比べ、XMLデータを10倍以上高速処理できる新製品-SOAの普及を促進-
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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