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Silverlight/WPFで使える逆引きTips集

Silverlight/WPFで使える逆引きTips集
――Ribbon機能(後編)

(15) Ribbonインターフェース後編

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09.RibbonSplitButtonコントロールを使用する

 RibbonSplitButtonコントロールはボタンとドロップダウンメニューを組み合わせたコントロールです。 

 RibbonSplitButtonへのイメージの表示はSmalllImageSource属性LargeImageSource属性に設定し、表示するテキストはLabel属性で設定します。 

 またメニュー項目は<RibbonSplitMenuItem>要素で作成します。

 下記はRibbonSplitButtonを使用する例です。

RibbonSplitButtonコントロールの使用例
RibbonSplitButtonコントロールの使用例
XAMLの例
<ribbon:Ribbon x:Name="Ribbon">
    <ribbon:RibbonTab x:Name="HomeTab"
                      Header="Home">
        <ribbon:RibbonGroup x:Name="Group1"
                            Header="Group1">
            <ribbon:RibbonSplitButton Label="編集" LargeImageSource="Images/pencil_32.png">
                <ribbon:RibbonSplitMenuItem Header="切り取り" ImageSource="Images/cut.png"/>
                <ribbon:RibbonSplitMenuItem Header="コピー" ImageSource="Images/copy.png"/>
                <ribbon:RibbonSplitMenuItem Header="貼り付け" ImageSource="Images/paste.png" />
            </ribbon:RibbonSplitButton>
        </ribbon:RibbonGroup>
    </ribbon:RibbonTab>
</ribbon:Ribbon>
ポイント

 Ribbonインターフェースでスプリットボタンコントロールを使用する場合はRibbonSplitButtonコントロールを使用する。

 表示するテキストはLabel属性に設定し、イメージはSmalllImageSource属性またはLargeImageSource属性に設定する。

 メニュー項目は<RibbonSplitMenuItem>要素で作成する。

10.RibbonTextBoxコントロールを使用する

 Ribbonインターフェースで使用するテキストボックスはRibbonTextBoxコントロールです。テキストボックスに入力する文字列の設定/取得はTextプロパティを使用します。

 下記はRibbonTextBoxコントロールを使用する例です。

RibbonTextBoxコントロールを使用する例
RibbonTextBoxコントロールを使用する例手
XAMLの例
<ribbon:Ribbon x:Name="Ribbon">
    <ribbon:RibbonTab x:Name="HomeTab"
                      Header="Home">
        <ribbon:RibbonGroup x:Name="Group1"
                            Header="Group1">
            <ribbon:RibbonTextBox Text="テキスト" />
        </ribbon:RibbonGroup>
    </ribbon:RibbonTab>
</ribbon:Ribbon>
ポイント

 Ribbonインターフェースでテキストボックスコントロールを使用する場合はRibbonTextBoxコントロールを使用する。

 表示するテキストの設定/取得はTextプロパティを使用する。

11.RibbonToggleButtonを使用する

 トグルボタンとはアイテムが選択されているかどうかを表示するコントロールです。Ribbonインターフェースで使用するトグルボタンはRibbonToggleButtonコントロールになります。

 トグルボタンが押された状態かどうかを参照するにはIsCheckedプロパティを参照します。また状態が変更された(押されたかどうか)を知るにはCheckedイベントを使用します。

 下記はRibbonToggleButtonコントロールを使用する例です。

RibbonToggleButtonコントロールを使用する例
RibbonToggleButtonコントロールを使用する例
XAMLの例
<ribbon:Ribbon x:Name="Ribbon">
    <ribbon:RibbonTab x:Name="HomeTab"
                      Header="Home">
        <ribbon:RibbonGroup x:Name="Group1"
                            Header="Group1">
            <ribbon:RibbonToggleButton Label="スイッチ" IsChecked="True" 
                                       Name="RibbonToggleButton1" />
        </ribbon:RibbonGroup>
    </ribbon:RibbonTab>
</ribbon:Ribbon>
VBの例
'トグルボタンが押下されたときの処理
Private Sub RibbonToggleButton1_Checked(sender As System.Object, e As System.Windows.RoutedEventArgs) Handles RibbonToggleButton1.Checked
    If RibbonToggleButton1.IsChecked Then
        MessageBox.Show("トグルボタンは押された状態です")
    End If
End Sub

C#の例
// トグルボタンが押下されたときの処理
private void RibbonToggleButton1_Checked(object sender, RoutedEventArgs e)
{
    if ((bool)RibbonToggleButton1.IsChecked)
        MessageBox.Show("トグルボタンは押された状態です");
}
ポイント

 Ribbonインターフェースでトグルボタンコントロールを使用する場合はRibbonToggleButtonコントロールを使用する。

トグルボタンの状態参照するにはIsCheckedプロパティを参照し、状態が変更されたことを知るにはCheckedイベントを使用する。

まとめ

 少し駆け足で説明してしまいましたが、Ribbonコントロールについて一通りの説明しました。

 各コントロールについて細部まで説明することはできませんでしたので興味のある方は下記に示すMSDNのリンクを参照ください。

 なお日本語版MSDNは機械翻訳されており日本語として意味が通じない部分もあります。英語の文献でも問題ないという方は英語版の方のリンクを参照ください。

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HIRO(ヒロ)

HIRO's.NETのHIROです。とある半導体工場のSEです。VB.NET, C#, PowerShellによるプログラミングを楽しんでいます。最近はBlog でPowerShellについて書いています。2008/07/07にPowerShell from Japan!!というサイトを立ち上げまし...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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