Visual Studio User Groupが主催する「第2回 VSUGアカデミー」が9月27日、日本オラクル株式会社 本社のセミナールームで開催された。.NETにおけるデータアクセスプログラミングについて各種情報が提供された。
Visual Studio User Group(以下、VSUG)が主催する「第2回 VSUGアカデミー」が9月27日、日本オラクル株式会社(以下、日本オラクル) 本社のセミナールームで開催された。
主にプログラミングや.NETの初心者を対象としたイベントで、約80名の開発者が参加。今回は「データアクセスプログラミング」をテーマし、2つのセッションから構成された。
ADO.NET 2.0によるデータアクセスプログラミング
1つ目のセッションでは、VSUGの「データベース・データアクセス」フォーラムのボードリーダーを務める渡辺俊史氏が、ADO.NETを使ったデータアクセスプログラミングについて語った。
ADO.NETの基礎から、ADO.NET 2.0における向上点、コーディング時における注意点など、.NETでデータアクセスプログラミングを行う上で必要な基礎知識を詳細に解説した。実際にVisual Studio(以下、VS)でデバッグする様子を見せたり、現場で必要不可欠なTipsを織り交ぜたりして講義は進められた。
.NET開発者におくるOracle無償開発ツールの徹底活用
2つ目のセッションでは、日本オラクルの一志達也氏が、.NET開発者向けのOracle開発ツールを紹介した。
日本オラクルは、ライセンスを所有し会員登録を行っているユーザであれば、無料で使える開発ツールを数多く提供している。一志氏はまず、「Oracle」に対するイメージについて次のような点を強調した。
- 大規模な開発向けではないのか?
- 高いのでは?
- Windows向けではないのでは?
- .NET向けではないのでは?
また、3つのOracle開発ツールについて、具体的なデモを交えて説明した。デモは日本オラクル本社のサーバを利用した、臨場感のあるものとなった。
- Oracle Data Provider for .NET(ODP.NET)
- Oracle Developer Tools for Visual Studio .NET(ODT)
- Oracle Database Extentions for .NET(ODE.NET)
各種開発ツールは、日本オラクルが運営するWebサイト「OTN-J」から無償で入手することができる。ぜひ一度、実際に触れてみていただきたい。
また、Oracleデータベースならではの機能として、次の点についても紹介した。
- 行レベルで変更通知可能なことによる高いパフォーマンス
- Oracle RACを利用したフェイルオーバーによる高信頼性
- データベース側で実装されている暗号化処理
今後の予定
VSUGの今後のイベントとして、11月25日(土)にVSUG Dayの2日目を予定しているとのこと。より活発な開発者間の交流が期待される。
第2回 VSUGアカデミー 開催概要
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