Liferayのセットアップ
Liferayのインストールと初期設定を行います。LiferayはJavaで実装されたWebアプリケーションのため、Javaが必要になります。OSにWindows以外を利用する場合は、JRE 6以降をインストールしてください。LiferayにはWindows版のJREが同梱されているため、Windowsを利用する場合はインストール不要です。
インストールに使用した環境は次のとおりです。
- CentOS 6.1 32bit版
- メモリ : 1.5GB
- CPU : Intel Core 2 CPU E7400 @ 2.80GHz × 2
- Java : 1.6.0_20
インストールするサーバのホスト名は、liferay.example.co.jpとします。
Liferayのインストールと起動
まずはLiferayのインストールを行います。インストールと言っても、LiferayはJava EEコンテナがバンドルされた圧縮ファイル形式で提供されているため、ダウンロードしたファイルを解凍すれば完了です。解凍したディレクトリ内のスタートアップスクリプトを実行すると、Liferayが起動します。
Java EEコンテナにはJBossやGlassFishなどいろいろなバージョンが選択できますが、今回はTomcatを使用します。
サーバの端末で、以下のコマンドを実行します。TomcatをLinux上で起動するのでstartup.shを実行していますが、Windowsの場合はstartup.batで実行します。
$ wget http://sourceforge.net/projects/lportal/files/Liferay%20Portal/6.1.1%20GA2/liferay-portal-tomcat-6.1.1-ce-ga2-20120731132656558.zip $ unzip liferay-portal-tomcat-6.1.1-ce-ga2-20120731132656558.zip $ cd liferay-portal-6.1.1-ce-ga2/tomcat-7.0.27/bin/ $ ./startup.sh $ tail -f ../logs/catalina.out
Tomcatのログファイルcatalina.outに「Server startup」が表示されたら、起動が完了です。
Liferayの初期設定
起動したことを確認したら、以下のURLにアクセスします。
正常に起動していると、次の初期設定画面が表示されます。
必要に応じて入力値を変更し、「Finish Configuration」ボタンをクリックします。今回はデフォルトの入力値でそのまま設定を進めます(※1)。
「Go to My Portal」ボタンをクリックします。
ライセンスの内容を確認して「I Agree」ボタンをクリックします。
パスワードとパスワード再入力を入力して「Save」ボタンをクリックします。管理者ユーザのパスワードが設定され、Liferayのトップページが表示されます。
以上で初期設定は完了です。