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OpenAMで始めるシングルサインオン

社内アプリケーションへのシングルサインオン ~ Liferayとの連携

OpenAMで始めるシングルサインオン(3)


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Liferayのセットアップ

 Liferayのインストールと初期設定を行います。LiferayはJavaで実装されたWebアプリケーションのため、Javaが必要になります。OSにWindows以外を利用する場合は、JRE 6以降をインストールしてください。LiferayにはWindows版のJREが同梱されているため、Windowsを利用する場合はインストール不要です。

 インストールに使用した環境は次のとおりです。

  • CentOS 6.1 32bit版
  • メモリ : 1.5GB
  • CPU : Intel Core 2 CPU E7400 @ 2.80GHz × 2
  • Java : 1.6.0_20

 インストールするサーバのホスト名は、liferay.example.co.jpとします。

Liferayのインストールと起動

 まずはLiferayのインストールを行います。インストールと言っても、LiferayはJava EEコンテナがバンドルされた圧縮ファイル形式で提供されているため、ダウンロードしたファイルを解凍すれば完了です。解凍したディレクトリ内のスタートアップスクリプトを実行すると、Liferayが起動します。

 Java EEコンテナにはJBossやGlassFishなどいろいろなバージョンが選択できますが、今回はTomcatを使用します。

図4:Liferayのダウンロードページ
図4:Liferayのダウンロードページ

 サーバの端末で、以下のコマンドを実行します。TomcatをLinux上で起動するのでstartup.shを実行していますが、Windowsの場合はstartup.batで実行します。

$ wget http://sourceforge.net/projects/lportal/files/Liferay%20Portal/6.1.1%20GA2/liferay-portal-tomcat-6.1.1-ce-ga2-20120731132656558.zip
$ unzip liferay-portal-tomcat-6.1.1-ce-ga2-20120731132656558.zip
$ cd liferay-portal-6.1.1-ce-ga2/tomcat-7.0.27/bin/
$ ./startup.sh
$ tail -f ../logs/catalina.out

 Tomcatのログファイルcatalina.outに「Server startup」が表示されたら、起動が完了です。

Liferayの初期設定

 起動したことを確認したら、以下のURLにアクセスします。

 正常に起動していると、次の初期設定画面が表示されます。

図5:Liferayの初期設定ページ(1)
図5:Liferayの初期設定ページ(1)

 必要に応じて入力値を変更し、「Finish Configuration」ボタンをクリックします。今回はデフォルトの入力値でそのまま設定を進めます(※1)。

※1:デフォルト言語について
Default Languageの設定を「English(United States)」から「日本語(日本)」に変更すると、その後の表示はすべて日本語になります。ただし表示されるメッセージが一部正しく翻訳されていなかったので、今回は英語のままで初期設定を進めます。
図6:Liferayの初期設定ページ(2)
図6:Liferayの初期設定ページ(2)

 「Go to My Portal」ボタンをクリックします。

図7:ライセンス確認ページ
図7:ライセンス確認ページ

 ライセンスの内容を確認して「I Agree」ボタンをクリックします。

図8:新規パスワード設定ページ
図8:新規パスワード設定ページ

 パスワードとパスワード再入力を入力して「Save」ボタンをクリックします。管理者ユーザのパスワードが設定され、Liferayのトップページが表示されます。

図9:Liferayのトップページ
図9:Liferayのトップページ

 以上で初期設定は完了です。

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この記事の著者

田村 広平(タムラ コウヘイ)

OpenAMコミッタ。1978年長野県生まれ。OSS(特にOpenAM)の研究開発、テクニカルサポートに従事。E-Mail  : ktamura.biz.80@gmail.comTwitter : @tamura__246GitHub : https://github.com/k-tamuraブロ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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