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第2回Androidテスト祭りでは、上記以外にもさまざまな上層に関するセッションが行われた。
例えば「ユーザとベンダで生討論!みんなでつくる『受入れテストガイドライン』」と題したセッションでは、開発のユーザサイドである株式会社電通プラットフォーム・ビジネス局開発部の4名(廣田周作氏、上原拓真氏、徳田哲司氏、千代裕介氏)と、開発のベンダサイドである生路茂太氏、松木晋祐氏が、Androidアプリケーション開発での受け入れテストガイドラインについて議論を進めた。
そこではまず生路茂太氏が「いろいろな機種対応やバージョンアップを対象にアプリケーションの動作保証をするのは一種のサービス」と位置付け、受け入れガイドラインにはSLA (service level agreement)の要素が含まれると提言。そしてSLAの要素を含んだ受け入れテストガイドラインについて解説を行った。
その後ユーザサイド、ベンダサイド、聴衆を交えて、Android開発における受け入れテストや受託開発、要求定義についての議論が進められた。
また「三大リモートテストサービス 東海の大決闘!」と題したセッションでは、東大輔氏を司会に、リモートテストサービスベンダの担当者3名(NTTドコモ 金原正明氏、株式会社ソニックス 立花優人氏、株式会社カトマック 久納孝治氏)がパネルディスカッションを行った。
各リモートテストサービスの紹介が行われたほか、リモートテストサービスの最新動向やこれからの動きについて、活発なやりとりが行われた。
Android開発でのソフトウェアテストは課題が山積み
最後に、ATEC副部長の松木晋祐氏からクロージングセッションが行われた。
松木氏は、スマートフォン開発の拡大によって、Joel Spolskyが提唱した5つのコンテキストに新たに「モバイル」というコンテキストが追加されたと言及。そしてAndroid開発では、フィーチャフォンやiOSでの開発と異なり、そこでさらに垂直統合からオープンイノベーションへのパラダイムシフトが発生していると解説した。それによりAndroid開発で新しい課題が数多く発生し「分からなさ」が蔓延したまま、業界規模が拡大してきていると説明した。
そして松木氏は、ソフトウェアテストはそうした「分からなさ」を克服するための技術であり、Android開発をビジネスとして成立させるためのキーであると提唱。ATECおよびAndroidテスト祭りの活動として、ソフトウェアテストの技術で山積み状態の課題に立ち向かっていくと宣言した。
まとめ
今回の第2回Androidテスト祭りは、Android開発でのソフトウェアテストについて、多くの最新情報やノウハウが発表される充実したイベントとなった。
ただ同時に、この分野ではソフトウェアテストについて課題が山積み状態であり、それが開発のボトルネックとなっている現状もそれぞれのセッションで提示された。400名以上の参加者が応募したことからも、ソフトウェアテストがAndroid開発において切実なトピックとなっていることを浮き彫りにしているといえる。
なおAndroidテスト祭りは今後も開催を予定しているとのこと。課題克服に向けた今後の活動が期待される。





