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実例で学ぶASP.NET 4.5 Webフォーム 新機能活用法

ASP.NET 4.5の「Scaffolding(スキャフォールディング)」機能を試す(後編)

実例で学ぶASP.NET 4.5 Webフォーム 新機能活用法 第7回

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 前回はASP.NET WebフォームのScaffoldingについて、プレリリース版を使ってその使い方を学びました。今回は引き続き、Scaffoldingで生成されたコードの説明と、そのカスタマイズ方法を学び、本連載を締め括ります。

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前回のおさらい

 コードの解説の前に、前回のおさらいをしておきましょう。Scaffoldingとは、データモデルとなるクラスをもとにCRUDを行う画面の「足場」となるコードを生成する機能でした(図1)。そして、データモデルとしてLocationクラスを作成し、このクラスを使ってCRUD画面を生成し、動作を確認したところまでが、前回の内容でした。

図1:Scaffoldingの動作イメージ
図1:Scaffoldingの動作イメージ

 では、Scaffoldingによって生成されたものを、順に説明していきましょう。

[注意]Visual Studio 2012 Update 4

  2013年11月13日に「Visual Studio 2012 Update 4」がリリースされました。

 筆者の環境で試したところ、このUpdate 4を適用するとScaffoldingのプレリリース版が動作しなくなってしまいました。記事を元に実際にScaffoldingを試す場合、Update 4を適用せずに行うようにしてください。

生成されたテーブル

 まず、生成されたテーブルがどのようになっているか見てみましょう。前回も述べましたが、データモデルクラス名を複数形にしたものが、テーブル名です。従って、「Location」クラスからは「Locations」テーブルが生成されます(図2)。

図2:生成されたLocationsテーブル
図2:生成されたLocationsテーブル

 また、IdフィールドはId列として主キーになります。図中のId列に鍵マークがついていることが確認できます。さらに、string型のフィールドはnvarchar(MAX)型の列として生成されます(*1)。

*1)文字列型の列の長さ

 文字列型の列の長さを明示的に指定するには、System.ComponentModel.DataAnnotations名前空間のStringLength属性にその長さを渡してフィールドに設定します。すると、指定した長さのnvarchar型の列として生成されます。

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生成されたコード

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 高野 将(タカノ ショウ)

<個人紹介>新潟県長岡市在住の在宅リモートワークプログラマー。家事や育児、仕事の合間に長岡IT開発者勉強会(NDS)、Niigata.NET、TDDBCなどのコミュニティに関わったり、Web記事や書籍などの執筆を行ったりしている。著書に『アプリを作ろう! Visual C#入門 Visual C# 2017対応』(日経BP社、2017)など。<WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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