柳井です。 社会人になって後悔したことがあります。学生時代に数学の面白さを知る機会がなかったことです。学生時代は“計算を解かされる”という苦痛な時間に過ぎなかった数学ですが、社会人になってから、それが世界を把握するための強力な道具であることを知りました。 数学を知っていることで、世界の見え方は大きく変わります。そういったことを感じ始めた時期に読んだ一冊の本があります。キース・デブリン著の「数学:パターンの科学 宇宙・生命・心の秩序の探究」という本です。“パターン”という切り口で、人間がいかに数学を通して世界を把握していったかを教えてくれます。 プログラムの多くは、データを入力して加工し出力するものです。そこに一定のパターンを見つけることができれば、それは処理の効率化に繋がります。先達の開発した“数学”という道具を上手く使い、エレガントなプログラムを書きたいものです。 |
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柳井 政和(ヤナイ マサカズ)
クロノス・クラウン合同会社 代表社員http://crocro.com/オンラインソフトを多数公開。プログラムを書いたり、ゲームを作ったり、記事を執筆したり、マンガを描いたり、小説を書いたりしています。「めもりーくりーなー」でオンラインソフト大賞に入賞。最近は、小説家デビューして小説も書いています(『裏切りのプログラム』他)。面白いことなら何でもOKのさすらいの企画屋です。
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