解説
テキストファイルとバイナリファイルは、中身は同じように0と1のデータの羅列でできています。
テキストファイルでは、文字コードに従った形式でデータが格納されています。そのためテキストファイルは、テキストエディタなどで、先頭から順番に文字列として、ファイルを読み込むことができます。
文字列をプログラムで読む時は、1行ごとに文字列を読むか、まとめてすべて読み込んだあと、文字列に変換することが多いです。これは、テキストファイルが、先頭から順番に読む前提で作られているためです。
文字を表す文字コードは、1バイトのものもあれば、数バイトのものもあります。そのため、ファイルの途中から読もうとしても、文字の途中から読み始めることになり、文字コードによっては文字化けを起こしたりします。
また、途中から読むにしても、それが文章のどこなのか、実際に読んでみなければ分からないという問題があります。そのため、先頭から順番に読みます。
対してバイナリファイルは、文字コードとは関係なく、データが格納されています(ファイルの種類によっては、ファイルの一部に、文字コードに従った文字列データが格納されていることもあります)。
バイナリデータは、データの種類によって、読み込み方や利用の仕方が異なります。場合によっては、データの位置が決まっていることもあります。そういった場合は、ファイルの一部のみを読み書きしたり、途中から読み込んだりすることも行われます。
サンプル
今回はありません。