2025年、CodeZineでは約1600本のニュースを掲載してきました。その中で、開発者から注目されたのは一体どんなトピックだったのでしょうか?
CodeZine編集部では、2025年1月1日~2025年12月25日の間に掲載したニュースを独自に点数付けし、ランキング化しました。本稿では、その上位20位を発表します。注目されたトピックから2025年を振り返り、新年に向けたスキルアップに生かしてみてください。
1位~3位 「AI開発の効率化」と「インフラの裏側」
1位に輝いたのは、Google DeepMindが公開したPython向けOSS「GenAI Processors」のニュースです。LLMを用いたアプリ開発において、非同期・並列処理による複雑なデータフロー設計を容易にするこのライブラリは、AI機能を実装したい多くのエンジニアにとって強力な武器として注目されました。
2位は、10月に発生したAWS(米国東部リージョン)の障害に関するニュースです。DynamoDBのDNS不具合に端を発し、EC2やLambdaなど広範囲に及んだ連鎖的な障害となりました。
3位には、Linux Foundation Educationが公開した無料オンラインコース「Linuxカーネル開発 初心者向けガイド(LFD103-JP)」がランクインしました。 12~16時間で修了でき、デジタルバッジも授与されるため、年末年始のリスキリングに最適な教材としてもおすすめです。
4位~10位 OSS化の波とAI活用の浸透
4位以降には、マイクロソフトやGoogleによるツールのオープンソース化に関するニュースが並びました。また、プロンプトエンジニアリング検定や「Android 16」の発表など、新しいスキルやプラットフォームへの関心も高く維持されています。
4位 マイクロソフト、Visual Studio CodeをオープンソースのAIエディターにすることを発表
5位 Google、新しいOSSのPythonライブラリ「LangExtract」リリース
6位 マイクロソフト、「DocumentDB」をオープンソースとして公開
7位 生成AIの専門スキルを証明する「Prompt Engineering Professional検定」が開始。最新のAI業務活用スキルを認定
8位 ITエンジニア本大賞2025、技術書部門とビジネス書部門の大賞が決定!
11位~20位 GovTechの進化と開発環境の改善
11位以下では、国家試験のCBT化やデジタル庁・日本郵便によるAPI公開など、社会インフラとITの関わりを示すニュースが目立ちました。また、DockerやGitHub、AWS Lambdaといった日常的な開発ツールのアップデート情報も根強い人気を誇っています。
11位 応用情報技術者試験、高度試験などが2026年度からCBT方式に移行
12位 ローカル環境のようにクラウド開発 Amazon EC2用のAMIが正式リリース
14位 デジタル庁、「さくらのクラウド」のガバメントクラウド対応 進捗状況を発表
15位 日本郵便が「郵便番号・デジタルアドレス API」を無料公開、最新住所情報の取得が容易に
16位 日本マイクロソフト、AI学習プラットフォーム「AI SKILLS NAVIGATOR日本語版」を無償提供
17位 Docker、1000超のHardened Imagesを無償・オープンソース公開
18位 AWSがLambdaの新機能を発表、EC2の柔軟性とサーバレス性を両立
2025年の人気ニュースランキングはいかがでしたでしょうか? 技術トレンドのさらなる変化に備えるためにも、ぜひこの機会にまとめ読みしてみてください。
