日本IBMは、テストの受託サービス「IBMテスト・アウトソーシング」を強化するとともに、モバイルアプリケーション開発に対応する「IBMモバイル・テスティング」を7月28日より提供開始した。
今回のサービス強化について同社では、モバイルアプリケーション開発の急増があると説明。これにより、多様なモバイル端末での稼働確認や既存システムと端末間の連携確認など、テストの増大と複雑化が進むにもかかわらず、開発現場には加速するビジネス変化への対応、信頼性向上、コスト削減の実現が同時に求められるという。
「IBMテスト・アウトソーシング」は、クライアントの開発・保守チームと連携しながら、同社が管理を含めたテスト作業全般を実施するフルマネージメント型のテストサービス。
サービス対象領域は、テスト計画の策定、テスト準備・設計・実行、欠陥分析、報告といったテスト作業全般(フル・ライフサイクル・テスト)。開発と並行したテスト計画と準備による全体工期の短縮や、上流工程へのテスト欠陥分析のフィードバックによる品質向上と手戻りの削減、ならびにテストの自動化による信頼性向上とコスト削減の両立を実現する。
「IBMモバイル・テスティング」は、同社のモバイル・エンタープライズ・アプリケーションの統合プラットフォーム「IBM Worklight」を軸として、開発・保守・管理と連携しながら、複数OS、複数バージョン、多機種、既存システムとの連携などにより膨大となるモバイル開発のテスト負荷を最適化するサービス。
「IBM Worklight」および「Rational Test Workbench」を活用して、継続的なテストとリリース、仮想デバイスでの自動テストを実現。コストと時間のかかる実機テストも、Perfect Mobile社が提供するクラウド上のオンデマンド型実機テストサービスを活用して、開発期間を短縮する。既存システムとの連携、セキュリティ評価、性能評価の最適化も行う。
なお、「IBM テスト・アウトソーシング」および「IBM モバイル・テスティング」の価格は個別見積もりとなっている。
【関連リンク】
・日本IBMによる本サービスの発表
・日本IBM
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です