米Oracleは、Java開発キットの最新版「Oracle Java Development Kit 8, Update 20」を、8月19日(現地時間)にリリースした。
「Oracle Java Development Kit 8, Update 20」は、新機能としてセキュリティ機能「Deployment Rule Set(DRS)」に準拠し、Javaベースのアプリケーションへのシステム管理者権限の付与や、Javaのバージョン互換性およびセキュリティアップデートの管理が可能な「 Advanced Management Console 1.0(AMC)」を備えている。なお、AMCはOracle Java SE Advanced製品で利用できる。
また、32/64ビットのWindows環境におけるOracle Java SE Advanced製品では、MSI互換インストーラーに自動的にシステム管理者権限を付与し、JREのインストールを可能にする機能を搭載する。
性能面では、ストリングの重複除外によってフットプリントを削減するとともに、長時間稼働中のアプリケーションにおけるG1ガベージコレクションのサポートを強化している。
DRSには新たにシステム管理者がJavaアプレットやJava Web StartによるJREの動作を識別できる機能を備えており、エンドユーザーが既存のJavaアプリケーションを実行する際の、セキュリティ例外適用の手間を省ける。
このほか、Eclipse 4.4を統合した「Java Mission Control 5.4」や「JavaFX on ARM」を搭載し、JavaScriptエンジンNashornは初回コンパイル時におけるバイトコードの構文解析性能を向上している。
【関連リンク】
・日本オラクル
・「Oracle Java Development Kit 8, Update 20」(英語)
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