日本にもあるハッカースペース
Hackerspace Wikiには、青山の「TokyoHackerSpace」が挙げられています。とてもよいところですが、小さくて、いつでも開いてるわけではないので、さきほどの定義からはちょっと外れます。
雰囲気で言うと、Hackerspace Wikiには登録されていませんが、「ギークハウス」や「渋家(シブハウス)」は、海外のハッカースペースに雰囲気が近いと思うときが多いです。
ギークハウスは「日本一のニート」として一部で有名な@phaさんが提唱しているもので、コンピュータやインターネットが好きでたまらないギーク達が集まって住んでいるシェアハウスです。全国各地にあります。単に住むだけじゃなくて、共有リビングがあって集まれることが条件の一つに挙げられていて、その意味でもココで扱うハッカースペースに近いです。@phaさんのような人を外人にわかりやすく説明する言葉は「ヒッピー」(いろんなものがダルい人たち)で、ハッカースペースの中にはヒッピー的なダルい人たちが集まってる場所もあり、そこと日本のギークハウスはかなり雰囲気が近いです。
渋家は渋谷にある、アーティスト達が集って住んでいるシェアハウスです。世界のハッカースペースの中には、「アーティスト」っぽいひと(エンジニアでもデザイナーでもなくて、何か自己表現してる)が集ってるスペースも多く、そこと渋家の雰囲気はかなり似てます。
ためしにギークハウスや渋家に遊びに行ってみて、住民達と仲良くなれるか、そこにいることに居心地がいいか、試してみるのは良いと思います。
とても残念なことですが、日本では、ハッカースペースを必要とするようなフリーランスのエンジニアやデザイナーは、お金を稼ぎづらいという現状があります。稼ごうとすると派遣社員とかになってしまう。フリーランスのエンジニアやデザイナーやスタートアップは、日本より海外、特に西欧圏の方がお金が稼ぎやすいので、海外のハッカースペースの方がもう少し経済的に豊かではあります。
ハッカースペースへの訪問方法
Hackerspace Wikiをたどると簡単にスペースを見つけることができます。広さ、設立日など、だいたいのことはWikiに書いてあります。ただ、登録だけしていて引っ越したところや、現在は活動が下火になっていて誰もいないことも多々あるので、僕は前日の夜ぐらいに(できれば2日前ぐらいに)「シンガポールから来た日本のHackerだけど、明日行って良い?」みたいなメールか、そこのIRCチャットやfacebookグループに書き込むことが多いです。ちゃんと返信がくれば、活動していることがわかります。
当日は、簡単な手土産(適当なモノが見つからなければ、その辺のコンビニで買ったコーラとか)を持って訪問します。
「物理的にその場所に行く」ことが一番ハードルが高くて、相当旅慣れた人でないと難しいかもしれません。たいていのハッカースペースは雑居ビルの一室とか、何の変哲も無い住宅にあり、外に大きい看板が出てることはほとんどありません。地元の人間でも、「住所だけを頼りに相手の家を訪問する」ことは難しいです。
そういうところを訪問していると、逆にホテルやカンファレンス会場のような「人を呼ぶために設計された場所」がどれだけよくできているかわかります。
ついたらWi-Fiを借りて、後はそのへんの人と「最近何か面白いことやった?」みたいな話とか、ニコニコ技術部やチームラボの紹介をしていることが多いです。チームラボのステッカーやハッカースペースシンガポールのステッカーを提供して、かわりにそこのスペースの紹介を聞きます。一緒にご飯を食べに行ったりもします。日本でギークハウスに遊びに行ったときとあまり変わりません。
これはシンガポールの高専生です。だいたい見た目通りの生活を送っています。「おまいら」の世界はあんがい世界共通なので、日本でこういう人たちと仲良くできる人なら、世界のたいていのハッカースペースで楽しく過ごせると思います。
そうやってたまったステッカーで、僕のバックパックは彩られています。次回からは訪れたハッカースペースを紹介していきます。
