米Ansibleは、構成管理ツール「Ansible」をGUIで操作可能なツールの最新版「Ansible Tower 2.2」を、7月23日(現地時間)に公開した。
最新の「Ansible Tower 2.2」では、ダッシュボードから重要度の低いグラフを削除し、より重要な情報を確認しやすくするとともに、最近行ったジョブや使用したプレイブックの一覧を確認できるようにしている。
また、ジョブのテンプレート表示方法にスパークラインチャートを追加しており、最近使ったジョブテンプレートの確認を容易にし、ダッシュボード上のグラフおよび完了済みジョブ画面との組み合わせによって、インフラや適用状況をチェックしやすくした。
システムトラッキング機能では、デフォルトでマシンやパッケージ、サービス単位でジョブをスキャンする。さらに、fact機能を使ったマシンのスキャンではトラッキングしたいファイル情報の確認にも対応している。また、factモジュールによって、詳細なハードウェア情報や、ハードウェアの状態、ユーザーが適用したアプリケーションのバージョンをトラッキングできる。
このほか、プレイブックに記載しない、手動で行いたい操作を、「Ansible Tower」から実行可能にするとともに、Ansible GalaxyやGitHubにおけるプレイブックとプロジェクトのroleの共有に対応した。さらに、OpenStackからのインベントリーのプルにも対応しており、プライベートクラウド上のマシンや環境をリスト化し、他のインフラに適用できる。
【関連リンク】
・Ansible(英語)
・「Ansible Tower」(英語)
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