TISは10月9日、API管理プラットフォームを提供する米Apigee Corporationとリセラー契約を結び、同社の「Apigee Edge(アピジー・エッジ)」を中心とするインテリジェントAPI管理プラットフォームの提供を開始することを発表した。
「Apigee Edge」は、API提供企業のバックエンドサーバー側にリバースプロキシとして導入し、API利用側との間に中間層を設けることで、既存システムの改修を最小限にしつつ、セキュリティや利用状況分析といったAPI管理機能を提供可能にする。大きく分けて「ゲートウェイサービス」「API BaaSサービス」「開発者ポータル」「APIアナリティクス」の4つで構成されている。クラウド型とオンプレミス型が提供されており、クラウド型ではAPIトラフィックにおいて月間200億コールの処理と99.99%の可用性の実績がある。
TISは、「外部システムとの連携による効率的なサービス拡充や自社データ資産の活用を目指す金融機関や流通・サービス業などを対象に『Apigee Edge』などを展開していき、導入関連ビジネスを含めて2018年度末までに50億円の売上を目指す」とともに、「自社データセンターに『Apigee Edge』のトライアル環境を構築するなど、オンプレミス型や国内での独自クラウドサービス展開なども検討していく」と述べている。
【関連リンク】
・プレスリリース
・TIS株式会社
・What is Apigee Edge?
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