グレープシティは、HTML/JavaScript/CSSなどのWeb標準技術でAR(拡張現実)アプリを開発できる「Wikitude SDK」など、ARアプリ開発ツール「Wikitude(ウィキチュード)」製品シリーズを10月20日に発売した。
ARは、スマートフォン/スマートグラスを通して見る現実世界の風景に、動画や画像、3Dモデル、文字情報といったデジタルコンテンツを重ね合わせる技術。製品カタログにスマートフォンを重ねることで3Dモデルをオーバーラップさせたり、作業現場でのハンズフリー作業に活用したりなど、あらゆる産業での活用が予測され、2020年には世界予測で1200億ドルの市場規模に成長するとも言われている。
Wikitude SDKは、場所を認識してARコンテンツを重ねる「ロケーションベース型」、任意の画像を認識してARコンテンツを重ねる「画像認識型」の両方をサポートしており、iOS、Androidおよびスマートグラスに対応したネイティブアプリを開発できる。また、XamarinやCordova、Titanium、Unityといったメジャーな開発環境のプラグインも無償で提供している。
WikitudeシリーズはSDKのほか、プログラミング経験がなくてもブラウザ上で簡単にARコンテンツを作成できるクラウドサービス「Wikitude Studio」や、大規模ARシステム開発用のソリューション「Wikitude Cloud Recognition」と「Wikitude Targets API」も提供する。
開発できるアプリケーションの数やデバイスの種類により複数のライセンス体系を用意しており、Wikitude SDKの税込価格は下記の通り。
エディション | ライセンス種別 | 価格 |
---|---|---|
Lite(iOS/Android) | アプリケーションライセンス | 120960円 |
Pro(iOS/Android) | アプリケーションライセンス | 200880円 |
Pro(Epson/Vuzix) | アプリケーションライセンス | 501120円 |
エディション | ライセンス種別 | イニシャル価格 | リニューアル価格 |
---|---|---|---|
Pro+(iOS/Android) | 年間サブスクリプション | 402840円 | 322272円 |
Pro+ Unlimited(iOS/Android) | 年間サブスクリプション | 927720円 | 742176円 |
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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