jQuery開発チームは、JavaScriptライブラリjQueryの10周年にあたる1月14日(現地時間)に、「jQuery 3.0 Beta」をリリースした。
「jQuery 3.0 Beta」のおもな変更点としては、アルファ版で行った.show()および.hide()の追加と、display:noneの削除を差し戻したほか、.data()の指定方法の変更、jQuery.DeferredのPromises/A+への準拠、jQuery.Deferredへのcatch()メソッドの追加など、非常に多岐に渡る変更が加えられている。
幸いにも、大きな変更にも関わらず、現段階では多くのユーザーに影響を及ぼすような互換性の問題は見つかっていないが、既存のコードやプラグインの利用にあたっては注意が必要である。
なお、「jQuery 3.0」はInternet Explorer 8以前をサポートしない。IE6~8のサポートが必要な場合は、バージョン1.x系列またはバージョン2.x系列が必要となる。「jQuery 3.0 Beta」に先立ち、バージョン1.x系列およびバージョン2.x系列の最新マイナー版もリリースされている。
また、「jQuery 3.0 alpha」のリリースにとともに、IE8をサポートするjQuery Compatの開発を予告していたが、Microsoftが1月12日(現地時間)に行ったIE8/9/10のサポート打ちきりにともない、jQuery Compatの開発も中止された。
【関連リンク】
・jQuery(英語)
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